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Bondtechエクストルーダへの交換

純正エクストルーダのフィラメントへのテンション調整ねじが効かなくなってしまいました。ということで、プリントしたいものが山ほどある状態で、中断をよぎなくされ、Black Fridayで購入したBondtechエクストルーダに交換する時機が来てしまいました。

どうして情報を残すのか?それは、トラブルの連続だったから

交換手順は詳細にBondtech社のサイトに記載がありますので、特に記事を書くつもりはなかった、のですが途中いろいろあったのでやはり記事として残しておくことにしました。

エクストルーダの交換

エクストルーダの取り付けに関しては特に問題ありませんでした。東方さん他の方々が丁寧に説明をしてくださっています。
必要な工具もMini購入時についてきたもの+レンチ+ナイフぐらいです。
1.5mm Hex Key2.5mm Hex KeyCutting PliersPrusa Mini 8-10 WrenchWrenchHobby Knife
部品も、のちに再利用するものはきちんと明記してくれています。

フィラメントセンサの取り付け

問題があったのはここからです。Bondtech社のマニュアル通りにばらしてMiniに組み付けていました。どうも形状が違う。あ、センサはどうするんだっけとよく見ると、こちらの動画の5:39以降を見ろとあります。くみ上げちゃう前に気が付いてよかった!

追加で必要な工具

実は、マイナスドライバーが必要となります。最近マイナスドライバーを使うことがなかったので、慌てて探しました。

注意事項

細かい説明がないので、初めに気にしておきたいのは、ねじなどは保管しておく、ということ、ねじケースのようなものがあったほうがよいと思います。
まず初めに、ねじを外してセンサの蓋を開けます。蓋を開けると、基板などを取り出して、最後にマグネットを外します。(画像左上の銀色のやつ)
これががずれないのです。最終的に、ケースを壊して外しました。

次に、エクストルーダの不要な部品を外すことになります。写真を撮り忘れていましたが、以下の写真の金属球の入っている部分のプリント部品(不要な箇所)を外すためにマイナスドライバーが必要になりました。
そうこうしているうちに、金属球が落下して..…

その後、画像中央にある部品を取り付けることになります。ねじの径があわないのか、樹脂ケースのねじ山が壊れるのでは?と思いました。

2か所ねじを止めることになりますが、そのねじは付属されていませんので、要保管です。
そうしてセンサの取り付けが終わりました。

後処理 設定の追加

設定の追加については、東方さんの動画でも紹介されていますのでここでは説明しません。
HW Setupを長押しすると設定に入ることができます。

無事、エクストルーダは正転してプリントできた?

無事にエクストルーダは正転し、プリント開始とあいなりました。

スカスカなプリント結果

当時(といっても今週ですが)実験していたのが、envelope cutterです。要は、封筒の口を切るカッターです。ちょっとしたものが作れるのが3Dプリンタの楽しさ!ということでデザインして作っていました。
ところが、エクストルーダを交換したとたんになにやらスカスカなプリントになってしまったのです。
これがかの有名なヒートクリープなるものなのですね。
ということで、購入してあったBi-metal heat breakに交換することにしました。


Bi-metal heat breakへの交換

交換についても東方さんの動画で紹介されていましたので、詳細はこちらをご参照ください。

ちなみに、私が購入したのはこちらです。CNC Kitchenさんも種類の違うBi-metal heat breakを使われていましたので興味本位でこちらにしてしまいました。
こちらは、ソックスとともに購入しましたが送料は€3とお安いのですが、到着までに3週間かかりました。交換方法も詳しく載っています。

今回使用したサーマルペーストは、EDOさんご推薦のものです。こちらで情報が見つかります。EDOさん、Kitanoさん、ありがとうございます!


交換結果

交換の成果はすこぶる良好です。

こんな感じだったり(また、サポートの実験中)

こんな感じ(envelope cutter改良版)だったりしています。

PIDの調整

PIDの調整についてはまだ様子見です。とはいえ、やってみてみました。
OctoprintのTerminal画面からM503と打ち込むと、現在の値を読むことができます。

私のMiniでは

M301 P7.00 I0.50 D45.00 C0.01

と答えが返ってきました。
すなわち、現在の設定は
kP:7.00  kI:0.50 、kD:45.00
ということになります。昔、制御工学で習った気がする。つい最近もモーターの制御のために勉強した気が..…

PIDのオートチューンをかけてみました。

同じく、Octoprintで
M303 C8 D S210
と入力します。
これは、目標温度を210度として、8回の平均をとろうとするものです。Dはどこからきたのだろう?
こちらを参考にしました。

すると、帰ってきた結果は、

ということで、
M301 P21.32 I2.34 D48.61
を送信しました。本来、M500で書き込みをするようですが、今のところは様子を見ています。

ちなみに、ざっくりですが元の温度上昇と、変更後の温度上昇を比較してみました。比較の結果、更新後のほうが急速に立ち上がるのですが振動している、ということでどちらがよいとも言えないかなという判断です。

元のPIDのまま
Auto Tune後のPID

まだTPUは挑戦していませんが(実はしたのですが、いまいちだった)これから挑戦したいです!
というか、挑戦ネタがたくさんありすぎて、なかなか進まないというのが実情です。

こちらの情報も非常に参考になりました。

https://all3dp.com/2/3d-printer-pid-tuning/


ご覧いただきありがとうございました!

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