花見こう 2022年12月16日 12:29 朝の寒空の下、大きな駅の一隅に座り、佇んでいるひとがいた。そばにはリュックがあって、ぱんぱんに膨らんでいた。焦点が合っていないような顔つきで本を眺めていた。一瞬、何を読んでいるのですかと聞こうと思ったけれど、あまりに汚れた身なり風貌に声だけが蒸発した。冷たい人間の仲間入りをした。 #想いを書く #想いを伝える #想いと向き合う #想いを文字にする 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート