大曲への道 寝落ち
こまちのチケットが取れた時が、テンション最高潮な瞬間でした。
しかし、その翌日から、急にシラフに帰ったような自分がいました。
アレですね、自分の中の常識?年齢相応の良識?のようなものが囁くわけです。
いや〜な感じの囁きです。
意地悪で、したり顔、嫌味たっぷり。
曰く
その年齢で花火に関わる仕事に就きたい?
仕事を舐めてるの?
何、突拍子もないこと言ってるの?
自分に働き手としての市場価値があると思ってるの?
ただ花火を見に行きたいだけならまだわかるけど、仕事にしたくて花火を見に行く?
ハァ、全くもう、あんたが何考えてるか私にはサッパリ分からないわ。
ナドナド。
そんな意地悪な囁きに、多少萎縮し始めていました。
今なら花火の仕事に就きたいと自分が考えているということも含めて、なかったことにして今の生活に戻ることができる。
まだ、今なら。
秘密の恋をして、それでも何もなかったかのように日常に戻るようにできる。
まだ、迷っていました。
しかも、出発の3日前に、急な雨に降られて濡れながら坂道をチャリで上がったら、ひどく膝が痛くなってしまいました。
これって、行くのやめとき、ってことなんかなぁ?
と、ボンヤリ考えながら湿布をはり、仕事にアワアワして過ごしました。
出発前夜。
(ちょうど三週間前の話なんです。時間が経つのってなんでこんなに早いんでしょうか?)
ヘロヘロになって帰宅。
最近の唯一の楽しみだった韓国時代劇を見ながら夕食。
お風呂の前に少しだけ休みたい、と横になったら定番寝落ちです。
トロトロと眠りながら、ああ、明日の支度しなきゃ、あーでもホント自分行くんかな?
チケットお財布に入れてあるはずだけど確認しなきゃ、あれ?出発時刻何時だっけ?6時過ぎだったと思うけど、確認しなきゃ。
この前買った軽量折り畳み傘も。。。。
zzzzz
夜中二時に一回目覚めました。
電気も煌々とついてるし、明るい中飼っているセキセイインコも静かです。
とりあえず電気をバシッと消して本格的に寝ることにしました。
寝起きは良い方なのでいつも目覚ましはかけていません。
もし目が覚めなくて起きられなかったらそれまでだ。行かなくて良いってことだ。
もう眠すぎて何もかもムリ。
暗闇の中でそう考えた時、膝がジンジン痛みました。
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