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「パレスチナの自由と解放・平和を求める緊急集会」

10/17付「しんぶん赤旗」掲載記事


「北海道パレスチナ医療奉仕団」は15日「パレスチナの自由と解放・平和を求める緊急集会」を札幌駅前で行い、100人を超える市民が集いました。

札幌緊急集会で想いを共有する人たち

 これまで支援活動に参加して来た、主催者の青年が 、現地の人々の命と健康、生活と教育を守る立場から、 ▽ハマスとイスラエルは直ちに停戦交渉で平和的な解決方法を目指すこと ▽イスラエルは16年間続くガザ地区の封鎖を直ちに解除し、パレスチナの軍事支配と入植地建設を止めること ▽イスラエルはパレスチナ人に人間の尊厳を保障し、パレスチナの子どもの人権を守ることーを要望すると表明。

要望を表現する主催者の青年

 2011年から、支援活動を行ってきた猫塚義夫団長は、「札幌の人口よりも多い、およそ200万人が縦40㌔横10㌔の長方形の中に16年間も閉じ込められ、人権が侵害されてきたのがガザ、パレスチナの人たちです。」と告発し、16年間一度も平和を知らない子どもたちが多くいる現実を突きつけました。
 同時にヨルダン川西岸で起きている子どもへの理不尽な抑圧の実態を告発。「ガザと同様にみなさんの心に留めておいてほしい」と訴えました。
 23日には、ガザ地区やヨルダン西岸地区への支援活動に向かう予定だったと明かし、11月5日(日)オンライン集会を行うと告知。参加を呼びかけました。

訴える猫塚団長

 23年間パレスチナに関わってきた清末愛砂氏は、「軍事封鎖の下で逃げ場がない中、無差別攻撃を受けている様子を見ているしかない」と言葉を詰まらせ、イスラエルはこれまでガザへの数えきれないほどの国際法違反を繰り返して来たと法の支配の公平性がないと訴え、「ガザの人口の40%以上は子どもです。この子どもたちがどんどん殺されていく。余りにもひどい」と涙を流しました。

涙ながらに訴える清末さん

 高校生の時に聞いた猫塚団長の講演をきっかけかけにパレスチナに関心を持ち、現在は研究テーマとしている学生は、23日から参加予定で、10月7日はその決意表明をする当日だったと話しました。

支援活動への参加予定だったと語る学生

 ずっと抑圧されるパレスチナの人たちと関わりながら活動を続けてきた奉仕団と一緒に、現地へ行き、彼らからの語りを直接聞いて日本のみんなに届けるんだという決意したタイミングだった言います。SNSで繋がりのある、パレスチナの若者たちへの安否確認で知った彼らの置かれている状況や心境を伝えました。

アラビア語で「こんにちは/アッサラームアレイクム」は『君たちの平和を願っている』の意味があると紹介。この集会の場から「君たちの平和を想っていると、自信を持って伝えたい」と訴えました。

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