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肘のヲタク、脚のヲタク

先日の人類滅亡会議イベントの後、渋谷でぺろりんのヲタクたちと感想戦をした。
そこで、推しの肘に着目しているヲタクが話題になった。

某コンキスタドールの某まゆちゃんの肘の感じが
ディズニーのプリンセスの肘の感じとそっくりで美しいとのこと

僕はこれまでの人生で一度たりともアイドルの肘に着目してこなかったので、
聞いた時にはピンとこなかったが、イラストを描いてもらい画像を見せてもらって確かに気づくことができた。

丸い肘より鋭角気味の肘がより美しい


美しい肘

そして、もう一つ気付いたのが、自分が最近推しのことをしっかりと見ていなかったということだ。
推しの外見のどこが好きかと考えてもパッと出てこない。推しのどこが好きかと聞かれると、「内面や考え方」、「推しも好きだけど、ヲタクとつるんでるのが楽しい」などと、外見が好きよりも少し距離を置いて答えるようになっていた。周りのヲタクもストレートに容姿の話題を出すこともなくて、ヲタクとして経験値を積むということはそういう立ち位置につくことだと思っていた。

そんな僕でも、昔は脚のヲタクと呼ばれるヲタクに憧れて、推しの脚について楽しく語り合っていた。

僕がベボガ現場に通うようになった時、ぺろりん先生はO脚を治した頃だった。

なので、特典会の話題を見つけるために、脚に着目するようになっていた。
(@jamの特典会で脚の話をしたら、軽くあしらわれた。脚だけに)

時を同じくして、当時まだヲタク仲間がいなかった僕に声をかけてくれた方も自称脚のヲタクだった。彼は見た目はとても誠実そうで、話すと少し変で、SNSだとど変態なヲタクだった。そんな彼がリリイベソフマップ帰りのエレベーターで他の仲間たちと脚の話題で盛り上がっていて、自分もこうありたいと思ったものである。

ソフマップリリイベで話題になった脚

当時のぺろりんの脚は全体的に細くて、それでいて筋肉質であった。特に普段はとても細くて「ちゃんとご飯食べてるのかな?」と心配になるくらい綺麗だけど、ライブ中に踏み込む動作をすると脚の筋が見えて健康そうで運動して鍛えられている様子が垣間見える魅力的な脚だった。

脚のヲタクに素材を供給するぺろりん先生
脚(側面)
脚(前から)

そして、僕の尊敬する脚のヲタクの辿り着いた境地
サインにサービスで脚を描いてもらう

…ありえんきもい。だが、それがいい。

サキドルエースの伝説のうちのひとつ

それから脚のヲタクが他界して、脚の話題が出ることは無くなっていった。
特に、でんぱ組加入してからはめっきりである。

脚の状態で推しの健康状態を推し量る。


こうして振り返ると、今の自分は、昔自分が憧れていたヲタクスタイルを忘れて変にすましてしまっていて、逆に恥ずかしい思いだった。
心機一転して、推しの姿をじっくり目に焼き付けようと思えるようになった。

自分にない感性を持っている人と話すと、いい刺激をもらえて推しライフが豊かになる気がする。今日一日、自分の肘を見ながらそんなことを考えていた。

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