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はじめての海外出張:準備編(3)持ち物

電源変換プラグ、ポケットwifi, 機内枕、常備薬、衣類圧縮袋、…「海外旅行の持ち物」という文脈でウェブ上に書いてありそうなことは思い切って飛ばして、不慣れな人が単独で海外出張する想定でのTipsだけを紹介します。

クレジットカード
海外ではほぼ必需品なので、できれば予備も含めて最低2枚くらいは持って行った方がよいでしょう。海外では日本と違ってPIN(4桁の数字)による認証が頻繁に要求されるので、PINが使えるかどうかは事前にチェックしておくとよいでしょう。
日本ではサインを使う機会もあまりないかもしれませんが、サインが必要になるときもあるので、カードを作った時に登録したサインは再現できるように練習しておいて損はないと思います。

セキュリティポーチ
まず、海外でスリなどの被害に遭うのを心配するのであれば、セキュリティポーチにパスポートとクレジットカードを入れて外から見えないようにして持ち歩くのをお勧めします。賛否色々あるかとは思いますが、スリ被害などが不安ならば、「スリに遭ったとしても致命的に困らないようにしておく」のが一番の対策だと思います。首から下げるタイプは銃を持っていると誤解される?のでアメリカでは避けた方がよいという話を聞いたこともあるので、腰に巻くタイプがとりあえず無難だと思います。

パスポートのカラーコピー
数枚程度持っていくとよいと思います。トラブルを防ぐために、現地ではパスポートはホテルのセキュリティボックスに入れたままにして、コピーを持ち歩く…という人も多いです(私も基本的にこっち派です)。また、もしもパスポートの紛失/盗難などのトラブルがあった場合を考えても、無いよりはあった方がマシだろうとは思います。

電話が使えるデバイス、手段
遠足のしおりを読んでいただけると分かるかと思いますが。非常時に必要な連絡を取るための手段として、なんだかんだで未だに電話が最強のアイテムであると言えるでしょう。しかし、公衆電話がどんどん街角から消えていく時代ですので、困ったときに電話する手段は確保されていることが望ましいです。海外ローミング可能な日本のスマホを持っていればとりあえず充分ですが、保険だと思って海外で使えるガラケーをレンタルで借りて持っていってもよいと思います。あとは、Skypeで電話のクレジットを買えばSkype越しに電話することもできます。いずれにせよ、緊急事態こそ原始的な手段が一番アテになると思っていてください。
私の実体験に即した事例を紹介しておきます。2017年のアメリカだったと思いますが、乗る予定だったフライトがキャンセルになりました。次の便の予約のための手続きをするために電話が必要になったのですが、その時はSkypeで電話のクレジットを買ってなんとかPCから電話できた…ということがありました。

現地通貨に換金するための日本円
後に出張本番編でも説明しますが、現地に到着してすぐにタクシーに乗ってホテルに到着できる程度の現地通貨を空港で換金して、日本から持っていくのをお勧めします。日本の空港でも日本円はおろせるだろうとは思いますが、前もって用意しておいた方が日本の空港でやることが一つ減ります。もし近所に現地通貨に換金してくれる銀行があるならば、先に銀行で現地通貨を入手しておいてもよいと思います。

予備の眼鏡
もし海外で眼鏡が壊れたり、どこかに忘れてしまったとしたら…視力のレベルにもよりますが、普段眼鏡をして生活している人にとっては結構なピンチになりますよね?海外では国にもよりますがそう簡単に代わりの眼鏡を作れないと思った方がよいです。なので、眼鏡の予備は持っていくと安心です。

スリッパ、サンダル
折り畳み式のスリッパがあるとすごく便利です。スリッパは海外のホテルにはまずありません。ホテル室内で過ごす時には、スリッパがあるかないかで快適度は大きく変わると思います。行先によってはビーチサンダルでもよいかもしれないですね。サンダルなら、ホテル内だけでなく、ちょっとした外出にも使えそうですから。

アメリカに行くならUberのアプリはインストールしておいた方がよい
アメリカ音痴の私ではよくわからないですが、アメリカ方面に縁深い方から、「アメリカに行くならUberのアプリは入れておいた方がいい」というアドバイスがありました。たしかに、2019年くらいにアメリカに行ったら、空港のタクシー乗り場はUber用とそれ以外に分かれていたのを覚えています。

方位磁石のキーホルダー
街歩きの最中に東西南北が分からなくなったときにあると結構便利です。100円ショップなどで売っています。「そんなのスマホのナビがあれば十分」と思うかもしれませんが、スマホの画面を食い入るように見ながら歩いていること自体が場所と時間帯によっては危険です。そもそも、スマホは電池が切れると何もできなくなります。いざと言うときには原始的な物の方が
頼りになると思います。

ワイヤーロック
海外のホテルでは、昼間に部屋を留守にしている間に泥棒にスーツケースを開けられて物色されることがあるそうです。ワイヤーロック等でスーツケースをベッドの足に括り付けておけば泥棒としても手間がかかる…とよく言われています。
ただしこういった道具を公共の場で濫用すると意図していないトラブルが起きることもあるのでご注意ください。ドイツで昔聞いた話ですが、日本人の旅行者がスーツケースを駅のホームにワイヤーロックでつないだまま放置していたら、爆発物処理班が来て大事になった…ということがあったそうです。駅に荷物を預けるなら、素直にコインロッカーか荷物預かり所を使いましょう。

他にも歯ブラシ、パジャマ、ビタミンのサプリ、爪切り(4日以上だと欲しくなる)…色々あるのですが、持っていかなくても現地で買えそうなものはとりあえずこの記事では省略してあります。



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