『Thinking Baseball』を読んで

　「エンジョイ・ベースボール」

　高校野球の価値は何でしょうか。その一つが、高校生が野球という部活動をとおして何を身につけられるのか、ではないでしょうか。周りの意見に流されず、自分が能動的に情報を集め、自分の考えをもつことかもしれません。

　現在も高校野球の部員は、ほとんど坊主頭です。議論をした上で坊主頭にすることを決めているなら、何の問題もありません。しかし、高校野球といえば坊主頭だという同調圧力、前例踏襲の思考停止で坊主頭を続けていたとしたら考える時ではないでしょうか。
　野球部の部員の中で、自分の売りは何なのか、何をアピールして自分の存在感を出すかを考えていくでしょう。こうした考え方は社会ではとても大事になっていきます。誰でも背番号をつけたいのです。しかし、現実はそうはいきません。自分に与えられた立場で何ができるのか、と頭を切り替えるのは非常に大切なことです。
　野球をやると、こんなに素晴らしい人間に育っていくと理解されるようになったらいいのでしょう。

　さあ、全力で目の前にいる人を応援していきましょう。