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閃刀姫について考える その1「成金ゴブリン」

僕と閃刀姫

みなさんこんにちは、いきなりですが閃刀姫について記事を書いていきたいと思います。ずっと前からやりたかったのですが、中々重い腰が上がらず(というのもyoutubeでやろうとしていたので)取り掛かっていませんでしたが、このnoteであれば何時でもどこでも簡単にまとめられるので、書いてみようと思った次第でございます。

さて、本題に入る前に僕と閃刀姫について少し書かせてください。僕自身が遊戯王カードを始めたのが2019年のレジェコレからになります。当初はプレイするつもりはなく、youtubeで流行っていた「開封動画」の影響で「自分たちも開封してお小遣いにしようぜ」と友達と買ってみたのが始まりでした。しかし、開封目的で買っていくうちにカードが集まってきて「ちょっとプレイしてみたいな」と思うようになりました。元々、小学生の時にプレイしてはいましたが、第3期で止まっていた為、シンクロ?エクシーズ?ペンデュラム?リンク?といった感じで本当に意味不明でしたが、そこから頑張って約1年かけてルールを覚えて、なんとかプレイできるようになりました。その始めたてのルールもよくわからない時に初めて作ったデッキが閃刀姫でした。理由はただ一つ「強くて可愛くてかっこいいから」です笑。そんなこんなで今となっては立派なデュエルジャンキーになって、一番大好きな閃刀姫デッキは売ればうん十万する程に育ってしまいました。歴としては浅いのかもしれませんが、遊戯王を本格的に始めてからずっと握っている閃刀姫デッキには拘りがあります。今回からそういった拘りや考えを文字に起こしていこうと思いますので、よかったら見ていってください。

閃刀姫の成金ゴブリンについて(メリット)

さて、それでは本題に入っていきたいと思います。まずは閃刀姫デッキにおける成金ゴブリンのメリットについてです。

成金ゴブリンの効果は画像の通りです。

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テキストは至ってシンプルで、一枚ドローして相手が1000回復しますよ といった効果になります。こいつが閃刀姫デッキにとって何が強いのかというと、①墓地の魔法カードを肥やせること②デッキを実質37枚で運用できること の二点が挙げられます。

①墓地の魔法カードを肥やせること

まずは①について。閃刀魔法カード(一部除く)の共通効果として「墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合~」追加効果を得ることが出来ます。どれも強力な効果ばかりですが、特に閃刀起動-エンゲージでは、サーチを行った後に1ドローできるといったぶっ壊れ効果が追加されたりします。

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この「墓地魔法をいち早く3枚溜める」ことは閃刀姫デッキを回す上で非常に重要になってきます。そこで必要になってくるのが「使用の条件に縛られず、いつでも打ち損のない魔法カード」になってきます。

しかしながら、そういった条件で絞ってみると成金ゴブリンよりも適してそうなカードが何枚か挙げられます。例えば「おろかな副葬」といったカードはどうでしょうか?

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おいおい!これ1枚で墓地魔法2枚肥えるやんけ!! 閃刀姫と相性ばっちりですよね。もちろん”おろ副”も有りだと思います。ではこのカードと成金ゴブリンとの違いは何があるのでしょうか。

考えられるのは”手札誘発を受けにくい”こと”おろ副は使用後の手札が4枚になってしまう”といった2点が挙げられます。愚かな副葬はデッキから魔法カードを選んで墓地に送ることができるので、人によってはここに灰流うらら等のサーチを妨害するカードを使用する場合があると思います。では、相手側の視点で考えた時に成金ゴブリンに灰流うららを打つことはおろかな副葬に打つよりも効果的であると言えるでしょうか?。自分は成金入りの閃刀姫を1年半くらい使っていましたが、成金ゴブリンにうららを打たれたことは1回もありませんでした。これはあくまで僕の経験談になりますが、恐らく打たれたことがある人は少ないのではないでしょうか?閃刀姫デッキはエンゲージやエリアゼロ、壺カードが多く採用されているデッキになりますので、理解がある人であればまず成金ゴブリンにうららを使うことはまずないと思います。

もう一つの理由として、手札が減ってしまうといった理由です。おろかな副葬であれば錬装融合を採用することでデメリットなしで1ドローに繋げることができますが、このギミックを採用することで2枚デッキの枠を使わなければなりません。また、手札に2枚とも素引きしてしまった時には実質1ハンデスになりかねない場合も考えられますので、難しいところです。成金ゴブリンは相手のライフゲインといったデメリットがあるものの、発動後ほぼ確実に手札を減らさずに墓地魔法を肥やすことができるので、1枚での完結度は成金ゴブリンに軍配が上がると思います。

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おろかな副葬を例にしましたが、その他にも条件に当てはまるカードは何枚かあると思います。しかし、その中でも「使用の条件に縛られず、いつでも打ち損のない魔法カード」としては成金ゴブリンが最も適しているのではないのかと考えられます。

②デッキを実質37枚で運用することができる 

2個目の理由です。こちらの理由は閃刀姫に限らずのことではありますが、特に閃刀姫デッキにとってシナジーのある理由だと考えられます。実質37枚とは、前項で説明させて頂いた通り成金ゴブリンは”ほぼ確実に妨害を受けずに効果が使用できる”カードになりますので、成金ゴブリンを3枚採用することによって墓地に魔法カードを溜めつつデッキのカードを3枚圧縮することができるといった理由です。成金ゴブリンには1ターンに1枚の制約はありませんしね!ではそもそも37枚になることのメリットとして、どのようなことが考えられるでしょうか?

シンプルな理由ですが”引きたいカードを引ける確率が上がる”ことが挙げられます。40枚の場合と37枚の場合でデッキに採用している1枚のカードを初手の5枚に引くことができる確率は約1%変わってきます。たかが1%と思うでしょうが、カードゲームは確率ゲーといっても過言ではありません。この1%に泣くことは多々あるのではないでしょうか。閃刀姫デッキだと、初動に必要なカードは10枚(準初動含め)採用している人が多いと思いますが、この10枚のうちいずれか1枚を初手(5枚)に引ける確率を計算してみると

40枚⇒約78.3% 

37枚⇒約81.4%

と約3%の差が生じます。これは大きいですよね。

このように大きく分けて2点の理由から閃刀姫デッキにとって成金ゴブリンが強力なカードであると考えることが出来ます。

閃刀姫の成金ゴブリンについて(デメリット)

続きまして、デメリットについてです。閃刀姫デッキにおいて考えられる成金ゴブリンのデメリットですが”ライフカットが遅くなってしまう”これに尽きると思います。

ライフカットが遅くなってしまう

閃刀姫デッキの弱さ?として挙げられるのが”ライフカットの遅さ”です。閃刀姫のモンスターは基本的に1500しか攻撃力がなく、単純なバトルでは他のデッキと比べて劣ってしまう部分があります。基本的なライフカットのプランとしては閃刀姫ハヤテのダイレクトアタック2回とリンク3モンスターを素材にしたアクセスコードトーカー(1500+1500+5300=8300)と最短でも3ターン必要になります。

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このプランに成金ゴブリンを1回でも使用してしまうと、相手のライフポイントが9000になり1ターン余分に掛かってしまうという訳です。

ではこの700ポイントの差を埋めるための閃刀姫ギミックとして考えられるのは

・閃刀姫ロゼの特殊召喚効果

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・閃刀機ウィドウアンカーによるコントロール奪取

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等が挙げられます。これらのカードを使うことによって最短3ターンでゲームを終わらせることが出来ますが、どちらも相手依存やある特定の条件のみで使用できる効果になりますので、難しいところではあります。

このように成金ゴブリン1枚のライフゲインにより1ターン遅れが生じてしまうことは閃刀姫デッキに成金ゴブリンを採用することのデメリットであると考えられるでしょう。

成金ゴブリンの採用は有り?無し?

閃刀姫デッキに成金ゴブリンを採用することのメリット・デメリットについて考えをまとめさせて頂きました。それで結局のところ採用は有りなのか?無しなのか?といったところで、私の考えとしましては

入れることができる枠があるなら入れるべき

です。

閃刀姫デッキを使う上で気を付けていることがあって

「閃刀姫は焦ってはいけない」

ということを意識しています。閃刀姫は”相手との手札・盤面のアドバンテージ差を広げていく”ことが得意なタイプのデッキになりますので、そもそも急いで相手のライフを削りにいく必要がないと私は考えます。もちろん環境に左右される面(環境がライフカットの早いデッキが流行っている場合は、閃刀姫にとって不利になり、環境が遅くなるほど活躍し易いデッキですので)はありますし、色々なタイプのデッキがありますので、一概にとは言えませんが基本的な構築であればこのように考えることができると思います。

そうなってくると、ライフカットよりも相手とのアド差を広げるためのカードとして成金ゴブリンの採用はアリアリの有りだと思います

入れることができる枠 と表現したことについては、環境によって成金ゴブリンよりも手札誘発の幅や数を増やしたり、別のギミックでアド差を稼ぐプランがある場合はそちらを優先しても良いかと思ったからです。詰まるところ好みになりますね笑

成金ゴブリンとの入れ替え候補

それでは最後に成金ゴブリンではなく、他のカードを採用する際の候補を何枚か紹介させて頂きます。ただし、ドローソースとしての枠で考えた場合になりますのでご了承ください。

・チキンレース

これは結構見かけるカードだと思います。マルチロールとセットで引けていた場合こちらの1000ポイントコストで1ドローと墓地魔法肥やしが出来ること、マルチロールの相手にチェーンさせない効果を適用できることが出来ますので、強力なカードであると言えます。欠点としては、マルチロールとセットでなければいけないので、1枚での働きはイマイチかと考えられます。しかし、チキンレースを採用する場合、盆回しや他のフィールド魔法を採用している構築が多いので、単純に張り替えることで使用することもできます。

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・三戦の才

こちらに関しては単純なドロソの代わりとは言い切れないカードです。ドロー以外にもコントロール奪取やハンデス効果がありますので、使うことができれば非常に強力なカードです。しかしながら相手依存の効果で、「使用の条件に縛られず、いつでも打ち損のない魔法カード」にはならないので難しいところがあります。通れば最強なので本当に環境次第って感じがしますね。

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・おろかな副葬、錬装融合

これは先ほど紹介させて頂きました。おろ副が通ったとしても錬装融合の効果が止められると1ハンデスになってしまうので少しリスキーです。ただし墓地魔法肥やしにはなるので構築によってはアリだと思います。

・金満で謙虚な壺

これも色んな意見があると思います笑。このカードを成金の代わりで紹介するのは少し違うかもしれませんが、ここでは1枚交換で墓地肥やしのカードとして考えていきたいと思います。コストで自身のエクストラデッキのモンスターを選んで除外することによって、めくったカードから手札に加える物を選ぶことのできる非常に非常に強力なカードです。コスト面では相手へのゲインと自身のエクストラとを比較した時に、ライフカットにおいて遅れをとらずに済むと考えられます。しかしながら、このカードの制約としてドローができなくなってしまうので他の壺カードやエンゲージと相性があまり良くありません。成金の代わりに3枚採用となると、かなり尖った構築になると思いますので1~2枚の採用が今のところ良いのではないでしょうか。また、このカードを成金の代わりと考えずに、単純なドロソカードとして採用を考えたときには、沢山の採用理由が挙げられますが、また別の機会に書かせて頂こうと思います。

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まとめ

ってなわけで、成金ゴブリンについて色々と書かせて頂きました。偉そうなこと言ってますが、僕自身も成金は入れたり抜いたりを繰り返してますので自信満々に自分の考えが正しい!とは主張できません。あくまで、1つの考え方として理解してもらえれば幸いです。

今後も閃刀姫についてツラツラと書いていきたいと思いますので、面白いと思ってくれた方は是非フォローとスキ!をお願いいたします

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それでは良い遊戯ライフを!

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