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021:貴公子とRezとスペチャン

ある日の夕方、渋谷駅から猿楽庁(さるがくちょう:ボクのいたゲームのチューニング会社)に向かって歩いていると、途中のとあるビルの前に背の高い男性が立っていて、
「あ、どうも、猿楽庁の橋本です」
なんて改めて自己紹介をしたら、
「ちょっと寄ってかない?」
とそのビルにある彼のオフィスに連行、、いや、案内していただいたことがありました。
これが全ての始まりです。

背の高い男性は水口哲也くん。
当時、ユナイテッド・ゲーム・アーティスツ(UGA)の代表で、「ゲーム業界の貴公子」と呼ばれていた人です。

ギリ面識があるという程度でゆっくりお話をさせてもらったこともない関係だったにも関わらず、いきなり拉致監禁(笑)
なんというフレンドリーさ!

この事件(?)をきっかけに彼と『Rez』と『スペースチャンネル5』との長いお付き合いが始まるのです。

2000年のことです。

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