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ゴールドシップと「華麗なる一族」の巡り会い、エドノフェリーチェに秋の飛躍を願って

いつもなら週末はブログで見どころを書いているのだが、明日はさほどネタがなかったりするもので、代わりに一頭のゴールドシップ産駒を取り上げたい。

エドノフェリーチェである。

デビューから一貫して芝の2000m以上を使われている、超正統派のゴールドシップ産駒。なかなか速い上がりを使えず、位置取りが悪くなると差し届かないという意味でも正統派と言えちゃったりする。

ところが、この男との出会いが運命を変えた..かもしれない。ご存知ユーバーレーベンでオークスを制した「ゴールドシップ使い」ミルコ・デムーロである。前走の信夫山特別で初めてコンビを組むと、これまでのレースぶりとは見違えるような積極策。2番手追走から早々と先頭に躍り出ると、何と2着に7馬身差をつける圧勝。これまで現級で5戦して勝ち切れなかったのが信じられないほどのパフォーマンスを見せてくれた。

はいそこ、東京の速い上がり勝負で通用しなかっただけとか言わないの。

実は今までこの馬の血統をしっかり見たことがなかったんですけど、母系を辿ると三代母がハギノトップレディなんですよね。その母イットー、弟ハギノカムイオーら快速馬を輩出した「華麗なる一族」の末裔だったとは。
そこにラムタラ→ブライアンズタイムと重厚な血を重ねた末にゴールドシップじゃそりゃこういう馬になるよなと苦笑いしつつも、こうして日本古来から伝わる血脈から活躍馬が出てくる意義は大きいし、そこに同じく在来牝系が繋がり産まれたゴールドシップが良いエッセンスになればうれしい話。

この勢いに乗って21日(土)新潟メインの日本海Sに出走する。鞍上はもちろん引き続きミルコ。一気にOP入りを果たせれば、秋のエリザベス女王杯出走もかすかに見えてくる。こっそり新潟牝馬Sあたりで賞金加算する計画が密かに練られていることを期待したい。

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