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【競馬】牡馬相手にG1を勝てる牝馬がヴィクトリアマイルに出走する意味

「秋のエリザベス女王杯と同じように、古馬牝馬が目指すレースを春にも!」という趣旨のもとヴィクトリアマイルが設立されて15年が経った。その間に歴史的名牝たちが次々と出現し、もはや古馬戦線では牝馬が牡馬を凌駕するのが当たり前の時代が訪れた。

当然ながらヴィクトリアマイルにもその影響は訪れ、09年には日本ダービー馬ウオッカが7馬身差の圧勝。昨年もアーモンドアイが他馬がまるで相手にならないような強さを発揮した。そして今年も、牡馬相手に安田記念とマイルCSを制した女王グランアレグリアが出走してくる。
距離適性を考えれば絶好の条件だけに、わざわざここを回避する理由はない。ただ、もはや「牝馬限定」の枠を大きく飛び越えた活躍を見せる馬が、わざわざここを使わなくてもいいのに..という想いもある。何より貴重な牝馬のタイトルを狙う他の馬が気の毒でw

そこで提案です。絶対に通らない提案です。

「牡馬相手にG1を2勝以上した牝馬は、ヴィクトリアマイルとエリザベス女王杯に出られなくする」ってのはどうでしょう。

その昔、天皇賞が勝ち上がり制だったらしいじゃないですか。それと似た要領です。牡馬に勝てるなら安田記念や宝塚記念に行ってくださいよと。「強い馬を排除して行うG1に価値はない」と怒られそうですけど、そもそも牝馬限定G1ってそういうコンセプトじゃないですか。

ウオッカやアーモンドアイみたいなチート牝馬が安いG1タイトルを積み重ねるより、ジュールポレールやアドマイヤリードみたいな馬が勝つ方が重みもあると思うんです。馬券的にもズバ抜けた馬がいない方が楽しいはず。

今年グランアレグリアが勝てば、ますますその想いは強くなるでしょうね。

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