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【競馬コラム】知らない馬が重賞をサクッと勝つことが増えた

ハンデ戦らしい、横一線の争いを抜け出したのは見慣れない灰色の勝負服だった。アルゼンチン共和国杯を制したのは、単勝6番人気のノヴェリスト産駒ブレークアップ。前走で六社Sを勝ちOP入りを果たした直後の重賞挑戦で、見事に初タイトルを手にすることとなった。

..誰やキミはw

ホンマに申し訳ない。不勉強なこちらが100%悪い。けど、全く知らん。
これまでの戦績を見返してみるけど、全く思い出せるポイントがない。昨年の京都新聞杯に出てたらしいけど記憶にございませんし何なら京都新聞杯を誰が買ったかすら危うい。レッドジェネシスで合ってます?w

最近こういうことが増えたんですよねえ。

マジメに条件戦を見てない証拠であり、重賞もめったに馬券を買わないとなると過去レースを振り返ったりもしない。さすがに重賞の常連さんなら名前とキャラも一致するけど、地道に頑張ってきて一気にブレイクするパターンだとこちらのアップデートが追いつかない。
ちょうど先月の京都大賞典を勝ったヴェラアズールも「誰やねん!」と同じような衝撃に見舞われたんですけど、何とこの2頭は6月のジューンSでワンツーを決めていたという。お前らグルやったんかw

ちょっとだけ真剣に原因を追究してみると、やっぱり一流どころが前哨戦を使わないスタイルが定着してきたからですかね。その分G2のハードルが下がって、実績の乏しい馬でも通用する余地があると。ヴェラアズールの京都大賞典なんかまさにそのパターン。昔なら重賞初挑戦で突き抜けるなんて考えられない話。

しかしブレークアップもヴェラアズールも、この秋の重賞初勝利をきっかけに胸を張ってG1に出られるようになったわけだから夢がある。「知らない」なんて失礼なことを言う競馬ファンを見返す活躍を見せてくれていいんやで。

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