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【競馬】G1の気配を感じながら:1月31日(日)の見どころ/根岸S・シルクロードSほか

「モーリス四天王」は明暗が分かれる結果になりました。ルペルカーリアはしっかりと変わり身を見せての圧勝。福永祐一の「前進気勢が出るように調整するようお願いしていた」というコメントが印象的でした。なるほどさすがはこの血統を知り尽くした男。
一方、クロッカスSに出走したレガトゥスは毎度おなじみの「出遅れ&引っ掛かる」のコンボで、さすがのルメールもお手上げ。それでも2着にまとめたように能力は確かなものがあるが..もどかしいレースが続く。

あとは幸さんがキャロットFのお馬さんで特別戦を2勝。どこの外国人でしょうかカミユキさんw 白梅賞のヴィジュネル、瀬戸Sのウェルカムゴールドどちらもゴール前の接戦を制してのもので、見ている側も盛り上がりました。

さて明日は根岸SとシルクロードS。どちらもG3ではあるが、フェブラリーSや高松宮記念としっかりリンクする前哨戦。G1の気配を感じながら、しっかり見届けておきたい。

■ 根岸S/瞬発力が問われる条件、初ダートのステルヴィオの出番が?

近年はダートでも芝なみの上がり時計が叩き出されるケースも多くなったが、特にこの根岸Sは勝ち馬の上がり3Fが34秒台から35秒台前半でまとめられていることが多く、瞬発力勝負に自信のあるタイプが上位を争うことになるだろう。

まず名前が挙がるのは、前売り時点で単勝1番人気に支持されているレッドルゼル。室町Sは重馬場とはいえ34.4秒の上がりで差し切り、前走のカペラSでもジャスティンに迫る2着と、相手が強くなってもその末脚はしっかりと通用している。
ただ、どちらかといえば1200mがベストなタイプかも。内枠をどう捌くかも課題になるので、鞍上の手腕も問われるところ。勝てば川田将雅は2週連続の重賞勝ちとなるだけに、完全復調をアピールしたい。

その他の有力馬はそこまで速い上がり勝負に対応できるかがちょっと危うい。タイムフライヤーは一昨年の武蔵野Sで35.5秒をマークしてはいるが、ワンダーリーデルには完敗の2着だった。そして5着に敗れた昨年は36.1秒どまり。1400mの流れに乗れるかも含めて課題は多い。
テイエムサウスダンはハイペースで先行して粘るスタイルだし、アルクトスも平均的に脚を使っていくタイプ。それらに比べるとヘリオスは前走が2番手から36.1秒でまとめているのが好印象。ダート短距離ではまだ底を見せていない点も魅力的。

もう一頭、名前を出しておきたいのがステルヴィオ。かつてのマイル王がついにダート転向である。走法や血統など、ダートが合う決定的な証拠はないのだが、「芝で走れるスピード」を持っていることだけは確か。砂をかぶらずに済む大外枠に入ったのも好材料といえるだろう。昨年のモズアスコットのようなコンバート成功があるかもしれない。

■ シルクロードS/本番さながらの激流を味方に、クリノガウディーが本気の予感

高松宮記念と同じ中京1200mでの開催。しかもハイペース製造機のモズスーパーフレアが参戦となれば激流は必至で、本番さながらの厳しい戦いになるだろう。生半可な能力では上位争いは困難。

昨年のNHKマイルCを勝ったラウダシオンだが、恐らく本質的にはスプリンター。瞬発力勝負が得意なタイプでもなく、前に付けて粘り込みを図るのが今後の好走パターンになってくるだろう。それだけに始動戦にここを選んだのも好判断といえるのでは。休み明けでハンデ差もあるが、貫禄を見せたい。

消耗戦といえばライトオンキューも強い。この荒れた馬場でも平気で末脚を伸ばしてこられそうなイメージ。こちらもハンデは背負うが、本番に向けしっかり手応えをつかんでおきたい。
シヴァージはいつも後方から追い込んで5着というのが悪質w いかに中京マスター福永祐一といえど、追い込み一辺倒では圏内突入は難しいのでは。連勝中のウェスターヴァルトも今回はG1級のメンバーで厳しい洗礼を浴びることになると見た。

そんな底力勝負で本気を出してきそうなのが「幻のG1馬」クリノガウディー。なかなか成績が安定しないタイプだが、ハマった時のパフォーマンスは優秀そのもの。何といっても昨年の高松宮記念ではモズスーパーフレアやグランアレグリアに先着したわけだから。
気分良く走るためにも大外枠は好材料。ハンデ58kgが嫌われたか人気はそこそこだが、終わってみれば..な可能性は十分ある。

坂井瑠星のエイティーンガールは時計のかかる馬場はよさそうだが..この相手関係だとちょっと劣勢か。昨年2着だった京都の方が向きそう。

■ その他のレース

まずは東京5Rのアークライト。まさかの足踏みが続いているが、今回もソフト調整のまま実戦へ。どこまで期待していいものか..馬券を買うなら他の馬をオススメするw 同じく苦戦中の良血クロンターフは追い切りに進展が見られたようで、一変があるならこっちかも。

6R新馬戦はさすが東京1800mと言いたくなる良血揃い。フィエールマンの妹エクランドールに毎年おなじみシルヴァースカヤの仔マンインザミラー、さらにはセレクトセールの高額馬ホウオウサミットと注目馬多数。そんな中、ゴールドシップ産駒アヒージョケッパーも初陣を迎えるが、わざわざこんなところを使わなくてもよかったのでは..それとも密かに自信があるとかそういう系? POGのゴールドシップ枠で指名した経緯もあるので応援してます。

POG関連でついでにもう一頭、小倉5Rでも指名馬タビズキがデビュー。シュウジの全妹だが、随分と待たされてしまった。こちらも期待はほどほどに。
小倉のメイン巌流島Sはリレーションシップが人気になりそう。小倉に回っても騎乗馬がなかなか集まらない浜中俊だけに、このチャンスはモノにしたい。

調子が良さげな幸さんは中京で騎乗。さすがにセイウンコウセイは厳しいと思うが、8Rのスワーヴシールズや最終のスエーニョブランコあたりは勝機十分。朗報が届くのを待ってます。



明日はちょっと暖かくなりそうなので軽く出歩くのもアリかな。それでは明日もよい競馬を。

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