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【ガンバ大阪】気力の充実を感じた敗戦/J1第6節:横浜M戦●2-3

不思議と昨季からマリノス戦は見応えのある試合ができている。昨季開幕戦のハイプレス大作戦が奏功したのも記憶に新しいし、ホームでも互いに良さを出し合う白熱した試合でドロー。こちらのプレスのかけ方が妙にハマるのか、高いところで奪っての速攻に持ち込めるし、ボール保持時もうまく間のポジションを取ってパスを回せる謎。
この試合でも随所にいい形の連携を展開。久々に4バックに戻した効果もあったのかもしれないが、攻撃面では今季一番といっていいクオリティを見せられたのではないだろうか。

□ 2021年8月6日:J1第6節
ガンバ大阪2-3横浜F.マリノス

まあ負けたんですけどね。

失点の仕方が非常にもったいない。2点目は不十分なクリアボールをかっさらわれ、3点目はシュートがポストに当たったことでマークのズレが発生。こういう失点が続くと、また安全第一の3バックに戻さなければならなくなる。

あと痛恨だったのがウェリントンの負傷。前半15分に交代を余儀なくされ、仙台戦でもフル出場のパトリックを早々に投入するハメに。ここまで獅子奮迅の活躍を見せてくれていたパトリックだが、この日は決定機をことごとく外す「持ってなさ」。後半ATに焼け石に水のゴールを決めたとはいえ..まあこんな日もありますわ。

簡潔に振り返るなら「こんな試合もできるんやな」と。ただ、毎回これをやろうとしたら取りこぼしも増えてしまうんでしょうね。ローリスクな戦法で勝ち切る作業に徹するのが当面の最優先事項。

ただ、選手もいつも以上に気持ちが乗ってるように見えました。ペレイラもようやく闘志に火がついたようで、相手DFを背負いながら収めようとする場面が増えてきましたし、PK奪取時の単独突破もいい意味での強引さがあってよかった。
また昌子が相手FWと交錯し、ユニフォームがばっくり破れるほどのダメージを負った際にチーム全体で抗議の姿勢を示したのも好印象。今から思うと札幌戦で髙尾が悪質なタックル食らった時もそこまで怒りの姿勢を示していなかった。(それどころか矢島がクイックリスタートしようとしてるし..)

たぶんやりたいことがやれてる実感があったからこそ気持ちもしっかり入ってたんでしょうね。本当なら最低限でもこのクオリティは出せるはずなんですから。



初スタメンの柳澤も満点に近いデビューでしたし、藤春・小野・井手口も戦線に戻り戦える陣容は整いつつある(ウェリントンはそこそこ長引きそうな痛み方でしたが..)。3バック4バックを併用しながら、引き続きコツコツ勝点を積み重ねるお仕事に励みましょう。

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