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【ガンバ大阪】山見のゴラッソと一美への惜別/J1第24節:清水戦○1-0

これまで敗れたことのなかった徳島戦にボコボコにされ、改めて現在の力の無さを痛感させられたガンバ大阪。マリノス戦に続く連敗を喫し、ズルズルと悪い雰囲気を引きずってしまいそうなところだったが..

□ 2021年8月13日:J1第24節
清水エスパルス0-1ガンバ大阪

中身はともかく結果的に悪い流れを断ち切る勝利。確か神戸→鹿島と連敗し、しかも鹿島戦がかなりひどい内容だった直後の札幌戦でケロッと勝つあたり、「切り替え力」が今のガンバ大阪の数少ない武器になっているように感じる。

良くも悪くも試合内容は五分だったかと。序盤からペレイラのヘディングがポストを叩くなど攻撃面で優勢に立つ場面もある一方、ゴール前で冷や汗をかくことも度々。清水の印象としてはロティーナ氏の得意なカッチカチのブロックが形成されておらず、なかなか約束ごとが浸透しきっていないように映った。そりゃ残留争いにハマりますわ。

どちらに転んでもおかしくない一戦にケリをつけたのは、山見大登。関西学院大在籍中ながら指定強化選手として登録され初めてベンチ入りを果たすと、76分から途中出場。直後に最大の見せ場が訪れる。

はいヤバ見。最終ラインからの小野のロングフィードを巧みなトラップでコントロールすると、絶妙の切り返しでマーカーを振って左足を一閃。ボールは美しい弧を描きながらゴール左上隅に突き刺さった。反則外国人級の一発、まさに「助っ人」の仕事ぶりでチームを勝利に導いた。本当にありがとうございます。

このゴールを見ながら、「ああ今の我が軍に必要なのはこういう選手なんだよな..」としみじみ。というのも一美が徳島に移籍しちゃったじゃないですか。彼も本当にいい選手だし、いわゆる前線の汚れ役みたいなこともこなせるのが特徴なわけですけれど、今の前後分断サッカーでは持ち味を活かせない。せっかくレンタルでの武者修行を終えて帰ってきたのがこのタイミングというのが、本人にとってもクラブにとっても不運だったよなと。じゃあいつなら良かったのかと言われるとそれもまた難しいわけですけども。

次に一美のような選手が現れたら、その持ち味を存分に発揮できるチームにしておきたいですね本当に..ホタルが住める川を作ろうみたいな感じですけど。

それまでは個人スキル全開のゴール量産でどうにか生き残ろうと決意。

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