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【ガンバ大阪】限界近し、だからこそ後押しがしたかった/J1第27節:C大阪戦●0-1

地獄の連戦も最終盤。出口が見えてきたということは、それだけ蓄積された疲労も大きいということ。ミッドウィークの横浜FC戦もガラリとメンバーを入れ替えて臨むも完敗を喫し、限界近しを感じさせる今日この頃。

そんなタイミングで迎えた大阪ダービー。

戦術・連携を高める時間はなく、コンディション面も最悪。慢性的に離脱者も出てメンバーも揃わない中でどうやって勝つか。
かつては「我々サポーターの後押し」がその答えであった。ただならぬ雰囲気に満ちたスタジアム効果でバフがかかった青黒の戦士たちは、殺気すら漂わせながらピッチを躍動。普段とは見違えるような球際の強さ、限界を超えた運動量、アンドモア..そうして苦しい時でも大阪ダービーで勝利の凱歌を上げてきた。

しかしスタジアムで声を出すことも許されないこの状況下では、いくらホームアドバンテージを生み出そうにも限界がある。昨年に続き淡々とした雰囲気のもとで行われた試合は、大阪ダービーではなくただのC大阪戦にしか感じられなかった。

□ 2021年8月28日:J1第27節
ガンバ大阪0-1セレッソ大阪

あっさりと完敗。「情けない」というのが正直なところだ。しかし、そこでふと我に返る。もう執念や情熱を振り絞るのも難しいほどの状態にまで追い込まれているのだろうなと。

「せめて気持ちくらい見せんかい」とも思うが、この日のスタメンでコロナ前の大阪ダービーを体験している選手はごくわずか。例えばチアゴが「大阪ダービーは特別、ガンバの意地にかけても死ぬ気で戦いたい」なんてコメントしても「ウソつけw」としか思えんもんね。だからこそ声援の後押しが必須だったわけだが。



これでコロナ禍でのC大阪戦は0勝2分2敗。勝てないからこそ、我々の存在価値を再認識させられた気もしている。まだ時間はかかるだろうが、いつの日かまたあの雰囲気を作り出せる時が来たら、この借りは必ず返させてもらう。

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