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【競馬コラム】ハシスポさん、2021年の競馬を振り返る

少しずつ出口が見えつつありながらも、未だ閉塞感も色濃く残る2021年が終わりました。本当しんどいですね、早くどうにかならないと全然おもしろくないです。充実感のある日々を取り戻したい。

そんな状況でも、競馬は開催が止まることなく引き続き我々にたくさんの楽しみを届けてくれました。本当にありがたい。競馬が好きでよかったとしみじみ感じるこの2年です。
明るい話題も多かったですよね。横山武史の大ブレイク、コントレイル・グランアレグリアらの有終V、武豊の朝日杯FS優勝、さらには米国ブリーダーズCで日本調教馬が初勝利など、「こうなったらいいなあ」が数多く実現したんじゃないでしょうか。

そんな中でハシスポが選ぶ「2021ベストレース」はユーバーレーベンが勝ったオークスです。種牡馬ゴールドシップが、父として初めてつかんだG1の栄光。それをもたらしたのが、誰よりもゴールドシップに惚れ込んでくれていた岡田繁幸さんの運営するラフィアンの馬だったこと。何もかもが輝かしい思い出として記憶に残っています。正直、馬券でおいしい思いをしたレースは他にもあったんですけど、勝利の瞬間に湧き上がった喜びの感情が一番大きかったのも、この一戦だったんじゃないかな..

恐らく今後もそう多く出くわすことはないであろう、ゴールドシップ産駒のG1勝利。それを見届けられて本当によかった。

あとは幸さんの久々のG1制覇となったエリザベス女王杯も捨てがたい。ヨカヨカとの縁がアカイイトでつながってどうのこうの..この大金星があって有馬記念初騎乗にもつながったし。それに幸さん自身もキャリア28年目にして勝利数が自己最多の81勝をマーク。全国リーディングでも堂々の9位にランクインし、時代の流れに飲まれるどころか存在感を増しつつあるのが恐ろしいw 来年も大きな怪我に見舞われることなく、朝から夕方まで乗って乗って乗りまくる姿を応援したいと思います。

坂井瑠星もキャリアハイの53勝をマーク。重賞も3勝し、G1でも宝塚記念2着やチャンピオンズC3着と馬券に絡み、徐々に「その時」が近づきつつあることを実感する。

ただ、まだ人気馬で不完全燃焼に終わるレースも散見され、ああこういう騎乗は印象を悪くするよなあと思うこともしばしば。ちょうど先日の有馬記念当日の阪神(サンタクロースS)で、単勝1.9倍のヴァリアメンテで6着に沈んだのを見て痛感。外を回したら振られて、上位入線馬はみんな内を通った馬という..彼を応援していると「人気薄を勝たせるより人気馬を勝たせる方がいいジョッキー」と感じることが本当に多い。タケシみたいにG1でも臆することなく結果を残せる日が来ることを切に願っている。積極的な海外遠征など、それに相応しいだけの取り組みはしていると思うので報われてほしい。

個人的な話をさせてもらうと、競馬との新たな付き合い方が開拓された1年でした。何と言っても競馬コラム&ニュースサイトの「ウマフリ」さんと出会い、いくつかの記事を掲載していただくことになったのは大きな出来事。

スティルインラブの記事をご依頼いただいたのが最初で、その後もコンスタントにお声がけをいただき大変うれしく思っています。ただの個人ブログではとても及ばないような拡散力をお持ちのメディアですので、きっと多くの方のもとに僕の作品が届いたかと思うと感謝しかないです。

それどころか「競馬 伝説の名勝負」シリーズにもライターの一員として参加することができましたし、そこからアドマイヤムーンの記事が文春オンラインでも紹介されるなど、予期せぬ展開が続きました。

だからといって何か新しい道が開けるかというとそうではなく、このnoteも細々と更新を続けている状況からは何も変わらないのですが、少なからず競馬ファンとしての自分を活かせる場が存在したということはありがたく感じられました。影響力・発信力という意味では世の中にバケモノがたくさんいますので、それらとは張り合うことなく静かに自分らしく創作活動を続けていきたいもんです。

「よかった」ついでに馬券の話もしておくと、通算2回目の年間回収率100%越えを達成しました。すばらしい。

Screenshot 2021-12-30 at 22-30-31 JRA投票照会サービス 開催別成績一覧

※ ちゃんと予想して買ったレースのみ集計。応援馬券は別口座別集計。

回収率227%。収支額ベースでも3万円以上の黒字を計上。馬券が下手くそ極まりない自分からすれば夢のような数字です。まあ阪神JFが終わった段階では5戦5勝で319%あったんですけどね、有馬記念が外れて大きく数字を落としました。
参戦するレースをとことん絞り込む作戦に出たのが2015年からだったので、7シーズンで2回勝ってると思えば優秀。「たったこれだけしか買わずに勝ってるなんてよく言えますねw」なんて雑音などシャットアウトして、これからも「戦わずして勝つ」メソッドを貫き通していく次第です。

ただ、趣味で充実感が得られるのも仕事や家庭をしっかり守ってこそ。特に仕事はここしばらく停滞期が続いていて、なかなか満足いく結果が得られてません。おもしろいもので、今までの人生を振り返っても競馬が楽しい時って仕事はあまりうまくいってないケースが多かったりするんですよね..馬券なんてドチャ負けしていいので仕事運が上向いてほしい、そんな切実な願いをこめながら、2022年への意気込みと代えさせていただきます。

最後になりましたが、こんな僻地の時代遅れなテキストコンテンツに日頃から目を通してくださっている方々、中でも定期的にハートマークをポチッとしてくださっている方々には感謝の気持ちしかありません。今後もこんな感じで更新を続けていきますので、引き続きお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。

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