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【競馬】4月23-24日の振り返り

どうってことはないけれど、簡単に今週の開催を振り返り。

■ マイラーズC

G1馬の参戦こそなかったものの、勢いのある若き古馬が多く見どころたっぷりのレースだったと思う。

勝ったのは連勝の勢いに乗って重賞初挑戦だったソウルラッシュ。前が残る展開の中を大外から力強く差し切った内容は高く評価していい。石川達絵オーナーのルーラーシップ産駒ということで、キセキ民も喜んでいることだろうw
浜中俊がこのところ地味に重賞で存在感を取り戻しつつあるのがうれしい。ちょうどこの勝利が通算1,100勝の区切りにもなったのだが、そのインタビューでも近年の苦境ぶりに自ら触れていたように、20代前半でG1を勝ちまくっていた頃を知る者としては現状はあまりにも物足りない。ロジャーバローズで日本ダービーを勝った後も、ケガにも悩まされ再浮上の風は吹かぬまま。もう往年の活躍ぶりを望むのも難しいのかもしれないが、少しでも爪痕を残してもらいたい。

坂井瑠星のホウオウアマゾンは自分の形に持ち込めたが2着。「一頭、強い馬がいた」とのコメント通り、勝ち馬を褒めるしかないだろう。条件的にも絶好だったが仕方ない。先週のマーチSに続く、重賞で有力馬に乗れるチャンスだったのだがどちらも2着。ぐぬぬ。

■ フローラS

開幕週らしく位置取りゲーとなり、好位をうまく立ち回ったエリカヴィータが快勝。ABCマート軍はどんどん当たり引きますね。

それにしてもルージュスティリアとは何だったのか..課題のゲートを出て、先行集団につけられたまではよかったが、いざ追い出されてから全く伸びずズルズルと失速。馬体減が示すように状態面に問題があっただろうか。
昨季はダービーステイブルの称号を得た藤原英昭厩舎だが、この3歳世代はどうもうまくいかない。レッドベルアームも伸び悩み、キャンデセントは故障。ディープインパクト産駒の牝馬デイジーラックもデビュー前に怪我で引退を余儀なくされた。まあ、なかなかうまくいくことばかりじゃないってことですかね。

ルージュエヴァイユはこの前残り決着ではつらいし、直線でもなかなか進路を確保できないところがあった。長い目で見たい素材なのは間違いないし、今後も気にかけていきたい。
伸びそうで伸びきれなかったラスールは距離ですかね..にしてもちょっと物足りない内容だった。クラシック候補上位に入れたのが今や懐かしい..

■ 福島牝馬S

勝ったアナザーリリックには申し訳ないけど、クリノプレミアムの充実ぶりに目を奪われてしまった。中山牝馬Sを15番人気で制し、今回はフロックななのかどうなのかの見極めが非常に難しい中で2着。ハイペースを早めに動いて勝ちに行く競馬で、改めて力のあるところを見せた。
しばらくマイル戦を中心に使われていたのが、ツーターンの1800mに替わったのが合ってたんですかね。ともかく、これでもう実力は本物ということで。

あとは武豊ルビーカサブランカの追い込み届かずは伝統芸。まあこういう馬ですし..せっかくの福島参戦でしたし、お客さんがいてくれたら盛り上がったとは思うんですがまた夏ですね。

■ その他のレース

「武豊×蛯名正義厩舎」の記念すべき初コンビ・日曜東京7Rのダイナストーンは見せ場たっぷりの3着でした。近走の成績からすれば大健闘だと思いますし、一瞬は逃げ切りも期待させるほどの手応え。単勝馬券がやたら売れてたんでみんな好きやなあと思ってたんですが、納得の敗戦だったのでは。

鎌倉Sを勝ったレモンポップは交流重賞を荒らせる強さですね。昨年をほぼまるっと休んでましたが、消耗しなかったのがいい方向に出るかも。
父レモンドロップキッドってかなり前の馬ですよね確か..と調べてみたら1996年生まれ。日本でいえばテイエムオペラオーとかアドマイヤベガの同期ですわ、ひえー。まだ産駒がいるのも驚きですし、そのうちの一頭が日本で素質を開花させようとするとは。

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