こういう人いるかいな/顔が見える人、見えない人

「こういう人いるかいな」

ADHDだとかHSPとかいろんな言葉出てきてるけど、まあそのくくりに入らないけどなんかしらおるよなぁこういう人、というくくり。
そういういろんな"くくり"を書いてって、おるかなぁ、と、探していく不定期な連載。というか雑多書き。

今日は「顔が見える人、見えない人」です。

僕の話をまずしましょう。僕は「顔が見える人」です。ただし場合によっては見えません。
どういうことかというと、「顔から色んなものが見えてくるけども、見えてくるがゆえにカテゴリーとしてしか覚えられず、よほど直近で会っていない人の顔は「あの人はカテゴリーAだったな、あの人はB」としてしか見ることができない」というかんじです。

僕は女性の顔見たら「あ、これめっちゃ仲良くなるやつ」ってのはすぐわかります。男はわかりません。女性だけめっちゃあります。なんででしょうな。わかりません。
ただ似たような話で「この男めっちゃ私のこと好きになる」というのが顔でわかる女の子というのはおりましたね。
もちろん顔だけではなくて、服や見た目もある程度入ってはくるのですが、やはり顔ですね。

んでもって、さらに「あー、この顔はカテゴリーD」「この顔はカテゴリーG」とかあって、カテゴリーで覚えます。そのカテゴリー内の人々の性格や趣味嗜好はなんだかんだ似かよってます。
そして、カテゴリーでしか覚えられないもんだから、小さい頃会った人々で「あの人、カテゴリーKだったよなぁ」という人は、直近に会ったカテゴリーKの人の顔で綺麗に上書きされてしまい、当の本人の顔が全く思い出せないんですよね。だから「カテゴリーK」が今まであった中で一人しかいなかったら無事なんですが、他にいたら全部上書きされてしまいます。
時には声も上書きされたりしてしまいます。
何度も定期的にあっていて、Twitterとかでもいいので、しつこく毎日認識しつづけていたら、「カテゴリー」からようやく「個人」としてインプットされますが、昔の人はアップデートかけない限り全部上書きです。ややこしや。

他方、「顔が見えない人」の話をしましょう。

その人は僕ではなく知り合いなのですが(掲載許可はもらってます)、「顔の良し悪しを全く気にしたことがなく、人の好き嫌いは完全に中身というか、概念でみている」という人です。
特に「ほぉ」と思ったのは、「好きな人の顔を覚えられない」らしいのです。もやがかかったようになっていて、うまく見れないし、会っても顔はみない。
話している中身とか会話はしっかり覚えているものの、「顔」が、全く入ってこないらしいのです。
人の顔を覚えられないというわけではないらしいのですが、顔から判別ができないというか、その人の特徴として、「中身」でめちゃくちゃ人を認識しているというか。
一個例をあげると、「昔知り合った男性の字がめちゃくちゃ綺麗で、その字がめちゃくちゃ好き。その字は今でも真似したい、とりこみたい。だからその人が好きな小説をアホほど読んで、その人の字はちゃんと保管してる」と。
なんというのだろう、よく「顔と中身」という対比で言うと、なにやら性格だとかそういう話になりそうだが、というよりは「その人から出てきた"モノ"」というかなんというか。

うーん、ただ、僕とまるで真逆な性質なので、「見えない人」をうまく言語化できない。

こういう人々、いるやろか。

いたら返事してほしい。
なんか反応してほしい。

顔が見える人、見えない人。

なんかしらいそうな気がするので。

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