臨時休園直前の殿ヶ谷戸庭園〜国分寺散歩
JR国分寺駅前の都立殿ヶ谷戸庭園は、今日12月26日から1月11日まで臨時休園になるそうです。
今年最後の庭園散歩をしてきました。
入り口横の蔵の前では、庭師さんが恒例の立派な門松造りをされていました。
今年は残念ながら休園ですが、お正月飾りはいつも通り造り、門から皆さんに見てもらえるに設置します、とのお話でした。
園内の柿の木、たわわな実に色々な野鳥が啄みに来ていました。
きくちちきさんの絵本「もみじのてがみ」みたい!
余ったのは、木成りの干し柿になるのでしょうか?
冬至と言っても今は柚子とかぼちゃの日という感じだけど、
昔々は世界中で、冬至を境にまた陽が蘇る再生をお祝いする大切な日だったようですよ。
クリスマスがこの時期になったのは、冬至と何か関係がありそうな気もします。
殿ヶ谷戸の湧水もやっぱり温か〜い!一年中15℃ぐらいです。(もっと寒くなると湯気?が立つような日もあります)
ここでもゆっくり手を浸けて、願い事を…。
湧水口の水は清らかだから、邪気が祓えるのです。
友人は、お護りの小さな水晶をそっと浸けていました。
園内あちこちに、十両、千両、万両、その他南天など自生しています。赤い実、黄色い実は、太陽の色と邪気を祓う色に通じますね。
券売所前の素心蝋梅です。こちらは柔らかな黄色。甘くて濃いけど優しい香り。マスクを外して何度も深呼吸して、素心の名の通りの素直な心を胸いっぱいいただきましょう〜!
花言葉は、ゆかしさ、慈しみだそうです。
瑠璃色の龍の髭の実は、馬頭観音に登る途中にあります。
黒真珠のようなヤブランの実は、紅葉亭に登る石段に。
木々に菰巻がされています。園内にひとつだけ、梅の花結びがあります。どこでしょう?頑張って登った上です。
霜除けの細工や、土の小径に敷かれた菰も風情があります。柔らかく足触りが良くて、ずっと歩いていたい…。
柔らかいふわふわのモノいろいろ。ススキや、秋明菊、石蕗の綿毛。
まだ紅葉の残る、谷戸の景色。
紅葉亭や馬頭観音のベンチで、ゆっくりと。
友と二人、長い時間静かに眺めていたら、一年頑張ってくれた心身を癒すことができました。
賑やかなクリスマスは楽しいけれど、こうして自然の創るクリスマスカラーの中でゆるゆると過ごすのも良いですね。
それから、国分寺のカフェ「スズメノツノ」さんのクリスマスも良かったです。
静かな音楽と囁きのみ。だるまストーブの温もりに落ち着きました。
砂糖を控えめにしてもらった厚焼き卵サンドをよく注文しています。今日もまた、ふわふわでとても美味しかった!
おもちゃみたいだけどホンモノのスズメウリ!
国分寺街道沿の歩道の道端に、ローズマリーやアリッサムの花を見つけました。
小さい葉を太陽に向けている姿や木の芽の膨らみを見ると、遥か先のような春も平穏な日々も、時がくればやってくる気がして元気が出ますから…
こんなたいへんな時、忙しい年末だけど、自分を大事に癒す目的の散歩時間が少しでも取れるといいですね。
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