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小金井市立はけの森美術館所蔵作品展「木陰」に行ってきました

小金井神社のスダジイです。
コロナ禍の四季の移り変わりの中、自然の姿にほんとうに癒されなごみました。
気付かなくても、心地よい空間には緑や風や、木漏れ日の光がどんなに大切か。
五感が喜ぶと、身体は緊張が解けて緩まり、流れが良くなるようです。

さて、久しぶりの小金井市立はけの森美術館。
企画展が中止になりましたが、7月の末からですが開館していて、
現在美術館の所蔵作品からセレクトされた特集展示をしています。
9月13日までです!お急ぎください。
https://www.hakenomori-art-museum.jp/

連絡先を用紙に書いてから入ります。
一階は閉鎖されていて残念。

二階の展示室に入ってドキッとしました。森の中⁉︎
一面がビリジアン、緑の空間…

それもそのはず、「木陰 中村研一、自然を描く」という作品展でした。

小金井に転居されてから居宅に溢れる湧水やはけの森に囲まれて、奥様と猫と、穏やかな日々を送ったとのこと。

(今回、特別に奥様の居室も公開されていましたよ。)

中村氏の圧倒的な緑の作品は、離れて観ると何倍もいいと思う。
ぜひ扉ギリギリまで下がって観てみてください。ほんとうにまるで森の中にいるようですよ。

特集展示の「にゃーにゃーにゃあ 中村研一、猫を描く」

猫の愛らしさも、自然にも勝る和みと安らぎですね。

中村夫妻は、猫を我が子のように慈しんできました。
猫について書き残した中村の言葉からは、猫の養育を通じ、生き物の命についても思考を深めた様子がうかがえます。

[ねこ語録より]

私たちに対する猫側の愛情が、またこちらからの愛情を誘い出す。

猫のおかげで私どもは愛情のやり場書を得たようなものである。
私どもは子供を持たない。

私たちの愛情を、はっしと、この猫が受け止めてくれる。私たちの持っている愛情が無駄にならない。

思えば猫のいのちというものはそれがそこにあったということは不思議なものである。

こっちが用のないときは向こうも、居ない。さびしい時はいつのまにか側に来ている。つくづくと人間と共に住むことを心得ている動物だと思う。

✳︎学芸員さんの許可を得て、急いで書き写しましたので、表記が違っていたらごめんなさい。

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