おはよう、今日

おはようございます。

このタイトルですが、私は自分が眠りにつくと幕を下ろしたかのようにあたり一面も同時に眠りについて、起きると、今日、という日が一斉に始まるという感覚を持っていた。もちろん、うんと小さい頃の話だ。

実家の目の前は田んぼだし、ご近所には祖父母世代のご夫婦住まいの方も多く、日が暮れるとかなり静かな一帯だったことも、その考えを助長させていた。

そして、朝起きると一日が始まる。自分が起きた時間が、世界が起きた時間と同じ感覚なのである。女児特有のものかもしれないが、まるで自分が主人公(しかもプリンセス級)であるかのような口ぶりをして、家族やそのあたりのおもちゃ、ぬいぐるみに挨拶をして回っていた。

とても狭いが、楽しい世界を味わえたひとときだった。

いつから、朝は億劫で、夜はつい羽目を外したくなるようになったのだろう。

体内リズムを整え、一日の始まりと終わりを明確に出来るような暮らしをしたいものだ。

しろ

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