きっと、兎は波を走らずにはいられなかった 20240106土

・ごめんなさい。今日は短めに行きます。

・作品を観てつらい気持ちになっているからです。ずっと泣いていて頭がぼんやりしているのもある。

・『兎、波を走る』という劇です。好きな劇団がやられる劇という事で現地で見たい見たいと思って結局チケットが取れなかったものが、配信されるとの事でうっきうきで録画したのが12月の終わりごろ。で、今日観た。

・つらい。悲しい。不条理。この単語たちが頭をぐるぐると駆け回っている。前述したサイトからそんなもの、微塵も感じる事が出来ないでしょう?本当なんですよ。

・ネタバレは極力しないようにして今この文打ってるけどしてたらごめん。

・終わり方。ただただ悲しい。どうして。本当に。言葉を理解した時の悲しみというか不条理というか、やるせなさというか、そういう波が一気に押し寄せる感覚。『フェイクスピア』を読んだ時と同じ、あの感覚をまた味わうとは思わなかった(余談。本当は『フェイクスピア』も録画していた筈なのだけれど、ミスっていたのか消したのかで観られなかった。観たかった。戯曲を読んだだけなので)。

・高橋一生さんも多部未華子さんも、そして松たか子さんも演技に迫力があって、真剣さがずっとずっとずーっと伝わってきた。この役を演じるって正直相当辛い事なのではないかと思った。

・2月に有料配信をやるらしいです。気になった方は観てみてはいかがでしょうか。ネタバレ感想記事もあるにはありますが、もし観たい!と思ったのならネタバレは踏まないことをお勧めします。

・忘れてはいけない事。きっとこれは、あの出来事に対する無関心さ、忘却に対する警鐘だったのではないかと思う。「あの出来事」に対応する出来事は、恐らく1個だけではない。

・今日はこの苦しみと悲しみと不条理とやるせなさと一緒に眠りたいと思います。


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