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さばかれえぬあなたは 20230616金

・講義行った後『さばかれえぬ私へ』という展覧会を観にいきました。

・Twitterのフォロワーが行っていたのを見て興味を持ち、教えていただいた。18日までらしいので善は急げといった感じで足を運んだ所存です。なんかねぇ、感情を体全部に叩きつけられたみたいで怖いくらい凄まじかった展覧会でした。

志賀理江子 『あの夜のつながるところ』より

・一人は東日本大震災関係の作品、そしてもう一人はとある「爆弾」についての作品がそれぞれ主役だったんだけど、何だろうね。こんなに「青」が悲しみの色だと実感できたのは初めてだった。綺麗で、でも決してその内面は「綺麗」だと言ってはいけない境界を行ったり来たりしている感覚に陥ったし、エネルギーの強さに涙が出そうになった。

同上


・志賀さんの作品は『あの夜のつながるところ』、竹内さんの作品は『三函座の解体』が一番好きだったかも。どれも忘れてはいけない何かを追体験させてくれるような、小さいかもしれないけれど強かな力が、そこにあった。『三函座の解体』、すごい面白かったんだよなぁ。解体されていく三函座の映像が映し出されているスクリーンの中に椅子に座った「私達」が映っているの。で、解体中の劇場にぽつんと座っている様子を疑似体験できるってやつ。なんで写真撮ってこなかったんだ?


手書きで追加されている協力者たち


・「復興」っていう言葉って明るいイメージばっかりだったんだけど、復興の真っただ中にいる人達って「復興」っていう言葉は重石でもあったんだって思った。そうだよね、無理やり明るい方へと顔を向けても鬱々とするだけだもんな。心が。行けてよかった!この展覧会の存在をギリギリとは言え知る事が出来てよかった。

それでもここは、とても見晴らしが良くて
海も、陸も、遠くの山も、地平線までも、よく見渡せます

波もよく見える

波を見ていると、今が、過去と未来にどう繋がっているのかよくわかる
それを繰り返し、ずっと見ていれば、私がどのように命を燃やしているのか
よくわかる

さっき見えなかったものが、今、見えるような気がする

志賀理江子 『風の吹くとき』より


『さばかれえぬ私へ』


・その後滅茶苦茶歩いてコメダ珈琲行って小さいシロノワールとクリームソーダを馬鹿食いした。美味しかった。

・なんか久しぶりに充実した1日だったな。ていうか実は後5つくらい行きたい展覧会あるんだよね!!?行けるのか!!?!行けないのか!!?本当にどっちなんだ……。とりあえず、そいじゃあね。

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