せつなさを胸に吸い込むほど匂い立つ、ヨルシカの夏
誰もが持っているどこかの夏に、連れて行ってくれる歌がある。
小麦色の肌で入道雲に追いつこうとした昼下がり。闇に光る花火を想って恋の意味を知った夜。
音楽が記憶と結びつくと、目を閉じて手繰り寄せる感情の濃度が増す。
ふとした空気に夏の訪れを感じるこの季節。せっかくなので、夏のはじまりと終わりを思わせる歌詞に切なくなってしまうヨルシカの曲をお届けしたい。
「あの夏に咲け」
夕立の中泣く君に
僕が言えるのなら
もう一回あの夏に戻って
夏といえば、やっぱり片思い。
「夏の