陰影と透明感を出す:グリザイユ画法
昨晩はてなブログの記事用に、イラストを描きました。それがこちら。
このイラスト右側の少女について。我ながら初めて、透明感を出せたように思えます。
そこで、彼女をどのように描いていったのか、ここに記録します。
まず描き方全体としては、グリザイユ画法を採用しています。グレーの濃淡で描いてから、オーバーレイなどで色を乗せていく方法です。
グレーでの着彩で今回気を付けたのは、
・肌を滑らかに見せるため、いつもより強めに肌をぼかした
この点です。また、所要時間1時間ほどで仕上げたので、濃淡は細かいところまでしっかりというよりは、ブラシで仕上げたふわりとした影になっています。
グレーで描いた後は、オーバーレイで色を乗せるのですが、ここで
・イラスト全体にグラデーション上に色を乗せる
・個々の部品(この場合は髪、肌、目)にブラシで色を乗せる
この2工程の塗りを施しました。
思うに、今回の絵を描いてみて、透明感が出る要素は
・色調が揃っている
・コントラスト低め
・陰影が付いている
これらが担っているような気がしています。
工程で言えば、
・部品の色に関わらず、イラスト全体にグラデーションで色を乗せたこと
・グレースケールでの濃淡を使っているが故に、ある程度色調の統一がされていること
この2点が関わっている気がしています。
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