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哀しい夜

哀しくなるのはどんな夜だろう 二人の帰り道を一人で歩く夜 感情のないキスを食らった夜 飲み潰れても寄りかかる肩のない夜 目を瞑るあなたを見下ろす夜 動画でしかあなたの声を聴けない夜 写真の中でさえ目が合わない夜 煙草を美味しく感じた夜 代わりに死んでしまえることに気づいた夜 そんな友を救えない夜

    • コーヒー、映画、ハイボール

      “生きてるだけで、愛。” これは私の大好きな小説のタイトルである。 劇作家でもある本谷有希子さんの作品だ。 鬱と躁を繰り返す寧子(ヤスコ)と彼氏である津奈木(ツナキ)の ラブストーリー、というには少々エモ過ぎる話である。 今日は地元の小さな映画館で“生きてるだけで、愛。”を鑑賞した。 念願だった、ずっと観たかった映画だった。 電車から降りてふと、今日観たいな。と思って気づけばチケットを購入。 レイトショーだったので少し安かった。 映画まで一時間弱あったので近くの喫茶店にて

    哀しい夜