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乳がんの記録①胸のしこりに気付いてから検査するまで

毎年受けている健康診断に行って
乳腺の超音波検査を受けたときに
同じ箇所を何度もエコーで撮っていて
「ちょっと触りますね」と触診もされた。
「しこりがあるんですか?」と聞くと
「そうですね」との返答。

健診の人は通常、自分からはそういったことは言わないのだろうが、私が聞いたので答えてくれたんだろう。自分で触ってみると確かに右側にはないものが左側にあった。3〜4cmはあるだろうか。

健診が終わり車に戻ると、3ヶ月に1度通っている婦人科のちょうど予約電話の受付時間(14:00〜16:00)だったので、すぐに電話を入れて9月の予約を早めたい、と伝えた。

すると、母乳などについては婦人科だがそれ以外の胸のことは外科だと言われ、電話が外科に回された。

第一声「今日は月曜日でとても忙しくて…」と始まり「健診の結果は出てないんですね」とか「こちらの外科にはかかってないんですね」などと何で電話してきたばりの言われ方をされたので、「忙しくて予約が取れないなら他の病院に行きますけど」と言うと、「先生に聞きますので」との返答。4日後に予約を入れられるとのことだったので行くことにした。

乳がんは婦人科だとばかり思いこんでいたが、どの病院も外科(もしくは乳腺外科)なのだそうだ。

4日後しこりが悪性ということも想定して、診察に臨んだ。普段夫には何も相談しないのだが、たまたま私が寝る前に帰宅したのでしこりがあって検査に行ってくることを伝えた。

長期滞在している父にはどのタイミングで伝えようかと悩んだが、検査の前日に話をした。娘たちや離れて暮らす母には、結果が出てからにしようと決めた。

検査当日、まずはマンモグラフィーを撮ってから診察。エコーでもよく診てもらい、1.5センチくらいで硬さのあるしこりだと言われた。そのしこりのすぐ横に小さなしこりらしきものがあり、「これは大きい方から飛んでるものだと思う」と言われた。

また、脇の下のリンパが少し腫れてるけど、形はいいねとのこと。そして、太い針を刺して検体を取ることになった。

局所麻酔をするとは言ったがさほど効かなかったのか結構痛かったが、その日に全部検査してもらえるのはありがたかった。実は予約の電話を応対してくれた看護師さんと同じ人だったので、あの感じの悪い人か、、と思ったが、ずっと付きっきりで優しく声をかけてくれて、実はとてもいい人だった。

6日後に結果が出るけど質問はありますか?と医師に聞かれたので、「しこりからもうひとつに飛んでる、とかリンパが腫れているということは、悪性ということですか?」と聞いてみると「しこりを見る感じだとその可能性が高いね」とのことだった。

自分でもビックリだが、悪性の可能性も想定していたからか、全く気持ちが沈むとか落ち込むとかいうことが無かった。

「まぁ、誰がガンになっても不思議じゃないし、いよいよ私に来たか、試練が。」

という感じ。

その日に健診センターから早めに検査を受けてください、と電話が来たので「さきほど検査を受けてきたところです。」と伝えた。

普通なら忘れた頃に郵送で健診の結果が届くが、そんなに待っていられない、という判断なのだろう。親切だな。

検査結果は次回につづく。



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