苦手なおひとりさまを克服したみたい

ベースが人見知りなので、｢おひとりさま｣がちょっと苦手。一人旅に行ったらひと言も発さないで帰宅しそうな、そんな私。

ここにきて夫の転勤でトータル10年ちょっと住んだ地を離れることになり、最近は会いたい人に会いに行く日々を送っている。

と、同時に、ライフワークであるカフェめぐりも行かなくてはと焦りだした。いつも一緒にめぐっていた友は忙しく、空く日を待っているといつになるか分からないので、1人でも行くようになった。背に腹はかえられぬというやつだ。

それから美術館での展示にも、終了日が近かったので慌てて1人で駆け込んだ。

また先日は友達に会いに遠出をして、帰りにカフェを2軒まわったあとにずっと行きたかったラーメン屋に寄ってきた。めちゃくちゃ美味しくて感動。

50歳手前で、意外と1人でも楽しめることを知ってしまった。カフェもラーメン屋も1人で行けたら、もう何でもアリな気がしてくる。数日前には推しバンドの握手会に隣県まで行ってきた。もちろんカフェめぐりも忘れない。

そして昨日は娘と地元でライブに行った。いつもならその後2人で晩ごはんを食べに行くところだが、彼氏の家に泊まるというので娘を送り、1人帰途につく。

通りがかりの｢餃子の王将｣でテイクアウトしようと夫に電話するが、もう食べたというので1人分を買いに店内に。そこで、お腹も空いてるし持ち帰って家で食べるよりここで食べちゃった方が手っ取り早い、と思い勢いで席に着いた。

店内は一人の人も多く、もうこんなオバちゃんだしと開き直り、おいしく食事ができた。

誰か知り合いに会ったら恥ずかしいけれど、そんなドキドキもスリルがあって楽しい。

餃子の王将に行けたらもうあとはバッチコイじゃないか。なんだか無敵になったような気すらしてくる。