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大学リーグ開幕〜初指揮官として試合に挑戦〜
大学リーグが開幕し久しぶりに試合をして、全身筋肉痛のsotaです!!
いつもは、リーガや代表戦での分析をしていましたが、本日は久しぶりに大学が開幕したのでその記事について書いていこうと思います!!
これまで、リーガや代表戦の分析をしており、机上の空論で分析をしていましたが、先週の土日の大学リーグで実際に、分析をして戦い方を決めて試合をしてきましたので、その記事を書いていきます!!
ちなみに、相手を分析して戦術を決めたのは人生初でした笑
なので、自分の戦い方が上手くいくのか楽しみでもあり不安でもありました。
先週は2試合してきたので、本日はそのうちの1試合について紹介していきます。
それでは早速進めていきましょう。
vsT大学
T大学については、映像がなかったのでチームメイトが前節の戦い方から特徴を教えてくれたのでそれを元に考えていきました。
プレーモデル:ポゼッション
プレーシステム:4-1-4-1
4局面
攻撃:ポゼッション
守備:ブロック
攻→守:リトリート
守→攻:保持
T大学との直近の戦績
前期 1−0勝ち(相手シュート16本保持率、7割)こちらはシュート4本勝てたのが奇跡と言っていました笑
前年 0−3負け
技術、身体能力共に上のチームで格上の相手です。
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特徴
・9番のアンカーから質の高いボールが供給
・13番がスピードがあり、得点源
・14番がボールが収まり、中間ポジションを取る
主な攻撃の形
・両サイドのコンビネーション
・FWに当てた後の2列目からの飛び出し
事前情報はこんな感じでした。
そのため、技術的に相手にボールを保持される時間が長くなると考え、基本守備戦術をリトリートブロックにし攻撃をカウンターにしました。
(3,4年生が実習や就職活動で練習に参加できなかったので体力的な面も考慮してこの戦術を取りました)
こちらの基本戦術
プレーモデル:VERTIC(縦に速い攻撃)
プレーシステム:攻撃時4−3−3
守備時4−4−1−1
4局面
攻撃 :縦に速い攻撃(同レーン)
守備 :リトリートブロック
攻→守:リトリート
守→攻:カウンター
T大学ストロングポイント
・左SBのスピード
・FW、インテリオールのコンビネーション
・アンカーのロングフィード
基本的に守備の時間が長くなると予想したので、守備戦術から説明していきます。
約束事
・アンカーに対してマンマーク
・落ちたFWに対してはCBが出て残りのDFラインでカバー
・SBのカバーにはCBがいく(ゴール方向へのドリブル)
・プレスの位置は相手が5分の3程度を超えてから
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この形でのブロックの徹底
攻撃
攻撃については同レーンでのカウンターがメイン
前線についてエースのスピードのある選手が怪我で後半しか出られないため、前半は0得点のイメージでした。
イメージとしては、前半0−0で折り返して後半点をとって勝つというゲームプランでした。(1失点までは許容)
以上の形で、試合に臨みました。
試合の流れとしては、プラン通り前半はボールを回させてシュートコースをブロックする形を作れており、失点を防ぐゲーム展開になりました。
チームとしての課題
・SHとCMFの距離感が広がっていたこと
・ラインコントロール
自分の戦術の課題
・アンカーのコースを意識させすぎた結果、2ボランチになった際に、FWが中盤まで吸収されたこと
・自チームの修正に時間がかかったこと
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この辺は想定不足でしたの次からの課題です・・・・
しかし、前半を0−0で折り返すことができたので、後半はカウンターの位置を高めるため、4−4−2で少し前線からプレスをかける形に変更しました。
4−4−2にかえた意図は2点あり1点目が一列高い位置からのプレス、2点目がカウンターの際に枚数を増やしたいという気持ちからです。
前半に比べてラインが高くなったことで、プレスをかけた後の攻撃に人数をかけることができ、カウンターが決まるように徐々になりました。
この意図がうまく行ったことと、交代したエースに対して相手の警戒が高まったことから、相手の縦パスを奪った後に逆のレーンからアンカーの横のレーンを使い縦パスから後半15分に得点しました。
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相手が予想以上に同サイドに寄っていたので、レーンを変えたところから速い攻撃で得点することができました。
相手のポジションのレーンを見た攻撃レーンの変更も重要な戦術だと実感しましたね。
また後半には同じように左サイドでボールを奪い、ボ右のレーンからのカウンターで追加点を奪い、2−0で勝利することができました!!!
後半の守備については、SBとCBのスペースが広がり、その間を狙われるシーンがありましたが、なんとか0点に抑えることができました。
先週の試合では、以上のような戦術で指揮官として初めて試合に臨みました。
これまで、試合分析や戦い方はいつも同じに行っていましたが、相手によって戦い方を明確にするだけでこんなにもやりやすくなることに驚きました。(自分自身も左SHとして試合には出ています。)
実際に、私自身ほとんどサッカー戦術とは無縁のチームでこれまでプレーしてきましたが、これを幼少から高いレベルで行っているスペインと日本で大きな差が生まれるのは納得してしまいました・・・・
その一方で、指導者としての難しさを実感しました。
サッカーは常に流動的に変わるため、味方と相手の状況を把握し何が原因で何が起きているのかを瞬時に判断しなくてはなりません。
選手に対してより的確な指示を出すことができるよう今後も分析に力を入れていきたいと思いました。
また、それ以上に指導者としての楽しさを実感しました。
よく試合に勝ったら選手のおかげ、負けたら指導者のせいとよく聞きますが、確かに指導者の力はほんの一部かもしれませんが、チームの勝利に何かしらの影響を与えることができたと考えると、とても楽しかった指揮官としての初陣でした!!
今後も、指導者としての分析については挙げていこうと思うので是非読んでみてください!!
それでは今日はこの辺で!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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