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せいかつの中にある詩 。

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少し短いものから。 少し長いものまで。 生活の中にある鼻歌のようなものです。
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#カバー

『D』

『D』

長い長い夜でした

本当に朝が来るのかと疑う程に

それでも僕らは月明りを頼りに旅を続けました

しばらく黙って歩き続けました

ところがガツンと頭を強く打ち付け

「なんだろう?」と見上げると

そこには大きな壁があって

そこで道は途中で無くなっていました

僕らは家に帰ろうと思いました

頭も痛かったし

それぞれが家族の顔を思い出したからです

全ての旅は家に帰ること

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『ナイト・タイマー』

僕はお腹が減った
目の前に写るもの全てが美味しくみえる
それが貴方にとっての大事なものなら尚更だ、そんな僕を子供みたいと笑ってくれるかい?

起きている事には全て意味がある
キリンのように長い首を持って生まれてしまったとしても、それにだってきちんと意味はある
理解するのに時間はかかるかも知れないいけれど

怒りは時に大きくなりすぎて
憎しみに変わってしまうことだってあるかもしれない
そんな時、

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