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マイナ保険証どうなる? 医療機関の7割で「トラブルあり」利用率はわずか5%…大丈夫?現行の保険証12月廃止

5/19(日) 10:47配信 FNN プライムオンライン

利用率は5%ほどと、普及しているとは言えないマイナー保険証。政府が強く推し進めているにもかかわらず国家公務員でさえも利用率は国民全体とほぼ変わらない5.73%だ。所管する厚生労働省でも8.4%にとどまっている。

政府は、マイナ保険証の利用を患者に促し、利用率が上がった医療機関には最大20万円の一時金を支給することを決定した。しかし現場では、相次ぐトラブルに安易に利用は促せないと危機感を募らせている。

林外科医院・林裕章理事長(福岡県保険医協会 会長): 5%しか使われていないのにトラブルがこれだけ多いと、それが10%、20%、50%になったらどうなるんだと。お金を多少もらったからといって、わざわざ受付のトラブルを増やすことを自分たちの方から促進しようという気にはならない

福岡・宗像市の林外科医院でマイナ保険証を使う患者は週に1~2人。ただ、このわずかな利用者でも、保険の資格確認に不備があり、後日、請求のやり直しが必要になったことがあるという。

こうしたトラブルについて、福岡県歯科医保険協会が公表した最新の調査では、152の歯科医院のうち73%が機械の不具合などの「トラブルがあった」と回答。中には別の患者情報が誤ってひも付けられていたケースも確認されている。

最終的に保険証を見せればトラブルは解決するという。しかし保険証をなくしてしまうと、トラブルの際の担保する機能がないままに宙ぶらりんになってしまう。「それだけは回避していただきたい」と林医師は言う。

「保険診療そのものが危うくなる」

林医師は「デジタル化に反対しているわけではない」としたうえで、現場のトラブルが減らない限り、保険証の廃止は時期尚早だと訴える。
(抜粋おわり)

https://news.yahoo.co.jp/articles/00d20e746beb4c76ef0d823365e8d4382b3338a9?page=2