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化学物質2886トン積載、韓国籍タンカー座礁1カ月後に船体真っ二つ!浅い海域、島民ら撤去作業の長期化懸念!

5/17(金) 6:42配信 南日本新聞

シクロヘキサンの除去や、船体を撤去するめどは立っていない。10管によると、タンカーは船橋上部と船首のみが海面上に出ている。サルベージ会社からの連絡は同日午前7時40分ごろあった。強風注意報と波浪注意報が出ていた。

タンカーは4月16日に座礁、シクロヘキサンは約2886トンが積まれていた。タンカー周辺の空気中で検出されているが、口之島沿岸では5月16日午前9時時点で確認されていない。

シクロヘキサンは無色透明の液体で揮発性が高い。鼻やのどを刺激し、頭痛やめまいを引き起こす。周辺の船舶には現場に近づかないよう呼びかけている。燃料の重油の抜き取り作業は終えている。

◇専門家「揮発性高く海への影響ないだろう」

鹿児島県十島村口之島沖で座礁していた韓国籍ケミカルタンカーが中央部から折れたとみられることを受け、住民らには16日、積まれたままの化学物質「シクロヘキサン」(2886トン)の流出や撤去作業の長期化への懸念が広がった。シクロヘキサンは近づかない限り人体への害は少ないとされるが、周辺は漁の人気スポットで、早期の撤去を願う声が上がっている。

タンカーは約1カ月、座礁したまま。住民によると、座礁場所の海は浅く、大型船は近づけない。

口之島で民宿を営む元漁師の肥後栄男さん(75)は「島一番の漁場が荒らされ今後の影響が心配だ」。役場の担当者は「島に近く不安はある。できるだけ早く、安全に船と化学物質を運び出してほしい」と訴える。
(抜粋おわり)

https://news.yahoo.co.jp/articles/331773dc9af063b9f018deaa602d2a6ca2ef8d6d

それにしても、自国のタンカーがかく海を汚染する危険性があるのに、韓国政府は、今の今まで放置し続けたのだろうか。

専門家の意見として、鹿児島大学水産学部の宇野誠一教授(55)が話していたのだが、「シクロヘキサンは油のように水に溶けにくく、揮発性が高いため漏れても多くが蒸発する。それゆえに、海への影響はほとんどないだろう」と語っているそうなのだが…。

しかし一方で、国立環境研究所(茨城県)は高濃度を吸引すると健康への影響があるとしていて、「近づかないようにしてほしい」と呼びかけているそうだ。当然近くの漁業関係の方々は、その影響を心配するだろう。いわば、漁場が荒らされたわけだし、漁はちゃんとできているのかという懸念もある。

いまだに漁ができないとなれば、その間の生活費は、誰かが負担すべきであろうに…。こんな不本意な事故に遭遇して、日本政府も外国のことよりこうした被害者に寄り添うべきだろう。

自国のタンカーが事故を起こしたというのに、ここまで沈黙を守り責任を取ろうとしない韓国政府。