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健康に暮らす家

基本は大地に根ざした家 土のある家
(2022.06.17 加筆)

 スーパーの野菜は形も色も綺麗で視覚的には申し分ない。しかし、野菜のミネラルの含有量は戦前の1/10以下であると言われています。

 昔の住宅は農家にしても都市の町家にしても通り庭の土間があり、床の下は土であった。近くで建築される住宅の現場を見てみると、家はコンクリート(ベタ基礎)で土と絶縁されており、駐車スペースも同様にコンクリートで覆われ、土がほとんど見られない。一見、綺麗であるのはスーパーの野菜と同じようです。(家の庇の出が小さくなり、雨が風の影響で壁を伝うことも多くなります。水分が地中に染み渡り、床下の湿気の侵入を防ぐためベタ基礎になったと考えられます。)また、草取りが嫌われて土の地面が敬遠されるようです。

 人間の生活は食べ物によって支えられている。外部から直接、あるいは消化によって体内(血液中)に取り入れたものを利用、そうして、不要なものを滞りなく排出することで成り立っています。

 近年、口から入る食物の質についてモノの本、インターネットの記述や動画の解説などで多く語られており、知識も行きわたり健康食品店で食材を求める人も増えています。

 また、細胞内のミトコンドリアのエネルギーにより、ビタミンや酵素の力をかり消化吸収し、その後、体内で吸収した物質で有用物質を作り利用することも知られてきました。そして、不要になったモノは、便、呼吸、汗などから排出されます。
 
 冬の乾燥した日にドアの取っ手に手を伸ばすと、「バッチ」と、電気が走ることがあります。体の中にマイナスの電気(電子)が溜まっているわけですが、普段湿度が高ければ皮膚から水分子を通して空気中に少しずつ放電されるのでしょう。しかし、いつも十分に放電されているのでしょうか?果たして体内の化学変化でできた排出されにくいものは電子だけでしょうか?
 
 また、体は大地のエネルギーを受けているとも言われます。科学で解明できないものも含めて人体と地面との結びつき、アーシングは大切なもののようです。現在、2人に1人は癌になると言われます。ネットで医者に見放された末期癌の人がアーシングで生還したという報告がいくつか見られます。
 
 長い間受け継がれて来た家の作り方には経験に裏打ちされた、意味があると思います。科学では解明されない絶妙な作用が存在すると思います。
 私が1日1時間、庭で裸足になって座って3ヶ月になります。その変化は科学的には検証してはいませんが、自律神経の働きは良くなっているようです。

 昔の土に根ざした日本家屋の知恵に学ばねばならないと感じ、設計を進めることとしました。
 

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