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シャニアニ1期 世間の評価より楽しめた人の感想

まずはこの記事を開いていただいたことに感謝を。
私自身はアケマスからプレイ、DS含むコンシューマ作品はプレイしていますがソシャゲはポプマス以外全てノータッチ。
デレ~学マス迄は大まかには把握。
アニメも全て視聴済。
アイマス以外のアニメはほぼ見ない。
コミカライズも大体は読んでいます。

※以下一個人の主観による感想です
※NoMake未試聴
※多量のネタバレを含みます
※アイドルは全て敬称略なので注意
※間違いや認識違いがある可能性があります(指摘いただけると助かります)
※自分なりの解釈を書いたら8500字近いので注意



シャニアニを一言で表すなら「変なアニメ
この記事を書いている間、何度思ったかわからない。
とにかく盛り上がらない。
落ち着きすぎたBGM、クソダサタイトルフォント、新曲なし、EDインスト、次回予告なし。
徹頭徹尾落ち着いており、アニメとしてどうなの?と思うレベルで日常風景が淡々と流れている。

私自身は情報の租借が楽しく2.3回観たが、普通の視聴者は1回しか観ないのでわかりにくいと感じてしまうのは致命的。
考察系アニメと言えば聞こえが良いが、それならもっとキャッチーな部分があった方が良かったように思う。

全体的にリアリティラインを高めに設定していたのもこだわりポイントなのは伝わるが、はづきや監督の方が印象に残り、リアリティラインの低い4話が一番評価が高いのは皮肉な話。

私はシャニアニをかなり好意的に見ている自覚があり評価で75~80点くらいですが、そうでない視聴者が30~50点程度で評価する感覚はむしろ正しい。
とはいえ20点以下に酷評するほどとは全く思わないですが。



評価をする前にした事

■「こういうアニメが良かった」を捨てる

「もっと素直なアニメで良かったのでは?」が正直な感想。
ただシャニアニを評価する時、この感情は邪魔になる事が多かったです。


■「新規向け」を意識せず、自分の感性を信じる

・新規向け
私は既存ユーザーと比べて特別な思い入れがある訳ではない。
でも完全新規と言えるほど新規でもなく知識もある程度はある。
そんな微妙な立場からすると「新規向けではない」の意見は叩き棒にしかならず、反対に「新規向けだ」と言うには無理があります。

それに「新規・既存向けだからつまらない」は暴論。
結局「新規・既存向け」を気にするのは世論を味方にしたいだけであり、私自身の感想とは何も関係がない。
そう開き直ってからは、良い面に集中できるようになりました。

・自分の感性を信じる(1期限定、一部抜粋)
・お当番回にその頃〇〇は~システム
・トンチキな事や納得できない事をする子がいない
・お色気回が無い唇は妙に艶めかしい
・トラブルありきではない
・1期の軸がしっかりあった

中にはこのアニメの弱点もありますが、私にはこれらの要素からストレスなく観られるアニメでした。
世間から酷評されたとしても自分に合えば神アニメ。
まぁ私自身は神アニメとまでは思っていないんですが。



不満はあっても楽しく見れたのは

■アイマスだから

「アイマスだから多少トンチキでもおかしくない」の視点で観ると、大体の点はちゃんと作っていた印象です。
私が気になった点(見落としが無ければ)
・2話→恋鐘の思い付きでMV撮影になったように見える
・6話→カウンターに鞄を置くな
・7話→制服姿を放送するな
・7話→17時とは一体
・8話→夏休み期間?とはいえ夜に果穂を歩かせるな
・8話→何故橋の上でセンター打診する?


■知識前提やゲームで補完システムが悪いと思わない

・知識前提
全てをアニメで語るのは難しいし、ゲームをやればわかる事をどの程度アニメに落とし込む必要があるかは考え所。
シャニアニは本当の意味で知識が必要なシーンは殆どなく、知識があれば解析度が上がる作りだったように思えます。
どちらかと言えば、平坦な作りのせいで知識が必要と思わせる構成だったように感じました。

私が描くべきだと思ったのは
①各アイドルの大まかな背景
ユニットの方に焦点が当たっているとはいえ、アイドルの背景が語らないので理解されにくい要素になっていた気がします。
せめて千雪の引っ越し先が寮で元雑貨屋の経歴位は説明しても良かった。
②イルミネのユニットカラーと個人カラー
歴代アニメもこの辺は雑だった印象ですが、めぐるの個人カラーとイルミネのユニットカラーが被っているのでさりげなくの説明があっても良かった。
それかユニットカラーで統一で1stライブで個人カラー解禁。

・ゲームで補完
程度問題や好みの差もあるのを前提として。
「本編でやれ!」の意見もわかるのですが、私はゲームで補完されているのではなく答え合わせをされていると感じます。


■酷評されている点の殆どが自分の評価点と関係がない

映像面
カメラ割りが単調らしいですが、私がアニメもドラマも殆ど観ないからかあまり気にならず。
3Dの出来や動きも気にするレベルでは無かったです。
10話でめぐるは結んだままで灯織はおろしているのは気になりました、めぐるは髪が長いから結って寝てもセーフなのか?灯織の髪は着脱式。

音楽面
新曲も意味のある使われ方をしているなら必要ですが、1期に関しては特別必要だったなと思う場面自体はあまりなかったです。

とにかく落ち着いた雰囲気のアニメのEDでいきなり新曲ドーン!されたら「本編でやれ!」とキレていたかもしれないです。
2~5話はその回の象徴となる楽曲をインストで噛み締められたので、むしろ「インストEDもっと流行れ」となりました。
EDついでで言えば、オフショット時はスタッフロールが止まりオフショットを堪能できる作りは本当にありがたかったです。

とはいえBGMは4.10話のように盛り上がるタイミング、
10話EDはもうちょっと盛り上がる感じでも良かった気はします。


■情報を拾うのが楽しい

実質的な主人公の真乃が顕著で、5話までは手をもじもじさせながら視線を外し言葉もどこかぎこちない俺たちみたいな動きをしていますが、6話以降はそういった動きが極端に減り、喋るスピードも若干アップ。
他アイドルも真乃ほど顕著ではないにせよ情報は出ており、これらを拾うのが楽しかったです。


■大体の疑問は解決できた(一部例)

・真乃は何故アイドルになったか
スカウトの際に真乃は「新しい世界」という言葉に反応しています。
「君ならトップアイドルになれる」だと相手への重圧がありますが、
「新しい世界を見てみないか」だと犯罪の臭いはしますが変化を促す言葉。
自室でもこの言葉を反芻するあたり、変化を求めているのがわかります。
翌日以降(Pは「この前の~」と言っているがどの程度経ったか不明)
公園で悩む真乃、この時点ではまだ迷っていると思われます。
本当に変わりたいと思うなら283プロに直接向かうのを、通学路と思われる公園で待つのは真乃の中であと1歩の勇気が出ないのでしょう。
もし数日以内にPと会えなかったら、恐らく真乃はアイドルにならなかったのではないでしょうか。
9話では「ツバサグラビティ」の歌詞
だって君が信じてくれた可能性 最初の勇気だね
ここで1話で真乃がアイドルになった理由と重ね、センターを引き受ける事になります。

・何故センターなのか
P「灯織とめぐるを繋いだから~」
5話迄を振り返ると
・灯織→相手の事が見えていない
・めぐる→相手を思いやって相手のペースに合わせる
・真乃→隣に立つために自分が変わろうと変化する
なのでPの意見はそこまでおかしいとは思わないです。

センターと言うよりはどちらかと言えばリーダー、MCまわしをやる役割。
「センター=一番目立つ場所」でない事はPの発言からわかります。
16人で歌うのであれば恋鐘が最適解、でも「シャイニーカラーズ」というユニットのセンターと考えた時の適任者は誰か?
10話でめぐるが語った「隣にいるだけでいい」が答えだと思います。
ただし真乃以外の掘り下げが無いので、真乃が適任な理由は語られていても最適の保証は無し。




シャニアニとは何だったのか


■実在性

アイドルの成長行動に製作側の意図が極端に介入しない
都合の良い『転』や『結』ありきの物語であれば、物語としては面白くしやすいし、説明的な台詞回りをすれば視聴者には伝わりやすいです。
でもそれをやり過ぎると、アイドルを物語の舞台装置へとしてしまいます。
勿論アニメなので大枠としての意図は節々にありますが、強引な介入はなかったように感じます。

②言動が実在の人間っぽい
例えば9話で真乃がセンターを受ける時に理由を語らず「やる」と結論から切り出すシーン。
普通のアニメだと「〇〇があって気持ちの変化があったからやる」と理由を説明する事も少なくないです。
10話で真乃が一人葛藤する場面、これも葛藤の内容を口にせず。
ここはわかりにくいと感じる気持ちも理解できますが、葛藤ってそんなに簡単に言語化できるか?真乃は自分の葛藤を口にするか?と考えると一定のリアリティがあります。
その後真乃は笑顔が増えているので、変化をしようとする真乃の意識が見られます。

実際の人間って相手が何を考えているかわからない、場合によっては自分自身もわからない、だから考え察する。
これがこのアニメの楽しみ方ではないでしょうか?
「アニメなんだからもっとわかりやすくしろ」
「説明臭さはやりようである程度消せる」
「ならもっとアイドルに興味を持たせる作り(掘り下げ)をしろ」
こういった意見も正しいです。


■アイドル

出番は真乃以外ほぼ同等ですが、平等の弊害もあり印象に残りづらい。
掘り下げが無い…というか掘り下げていない
とはいえアイドル一人一人に動きや姿勢で個性をつけているので、有象無象という印象は薄かったです。

1期は大まかな流れは
各ユニットが色を見つける→各々の色でW.I.N.G.に挑む→各々の色を尊重し混ざり合う→1stライブへ挑む
毎話各ユニットの登場とユニットロゴを表示して、ユニットを覚えてもらう作りになっています。
最終的にシャイニーカラーズというユニットになる話だから、ここまで平等を貫いたんだと思います。

■プロデューサー

良くも悪くもアイマスPらしくない人アニメPらしくポエム会話が特技。
Mアニ以外は未熟で大人ぶる青年でしたが、シャニアニPは大人ぶる素振りが無くアイドルに振り回されない、というか真乃以外とあまり絡まない。
本来の意味でプロデューサーっぽく、数少ないモノローグがある人なのにポエム会話のせいで余計にわかりにくくしている人。
原作と違い真乃をスカウトした理由が客観的にわからない真乃が公園にいたらそりゃスカウトするよなってある意味のリアリティはある。
演出がわかりにくいので、以下好意的な解釈例。

・Pは何をしていた?
具体的に描かれていない部分も多いですが
5話迄→W.I.N.G.を意識したユニット作り
6話→W.I.N.G.の敗北を見越したドキュメンタリー依頼
7話→1stライブの発表
9話→「Spread the Wings!!」制作
10話以降→1stライブ後(ストレイ加入)への動き
第3章で影が薄いのは今ならストレイ加入&ハロウィンライブへの動きと理解できますが、伏線が無い。

重要なのは6.7話。
少なくとも3ユニットは優勝できないので、負け前提での挑戦。
それが苦い思い出にならないように、ドキュメント素材と言う形でポジティブな思い出作りをさせようとしています。
W.I.N.G.に出る事が名誉とはいえ、その後朝とはいえ30分近く特集されるのは世間の注目度を集める効果があります。
実際に放送を受けて仕事が増えていますし、12話では昼の枠で注目して貰えたのもこれが少なからず影響しているはず。
彼は現状へのフォローと未来への布石を打っています。

・マルナゲール?(特に5.9話)
5話
練習時間の調整不足を謝罪(コペルニクスはづきもびっくり)した後「どちらでもやれるように手配する」と言っています。
勿論責任を押し付けているようにも見えますが、謝罪は「実力不足は自分の責任」、「どちらでもやれるように」はどの道を選んでも、失敗しても大丈夫と誠意を感じました。

私の中のアイマスのイメージだと同じ状況の場合
①はづきや冷静な他ユニットの子がやんわり止める
②イルミネが何かを掴み「やりたい」
③P「失敗しても良いからやれ」
みたいな流れが多いので、ここに違和感を覚えるのではないか。

9話
真乃のレコーディングを見て「何か見えた気がする(何と言ったかうろ覚え)」→「季節が加速~」とポエム独白し「Spread the Wings!!」の発注をしていると思われるので、時間の余裕が無いのでPは最初から断られる前提だったのではないか?やり口が面倒くさい恋人みたい。
擁護するなら5話とは対になっており、P側の不安をアイドルが解消してくれた展開にはなっています。

良くも悪くもアイドルの強度が高くPがメンタル管理が6話の準備以外でする必要がなかったので、Pとアイドルの信頼感が伝わりにくい。
5.9話どちらも時間調整に失敗した事が原因なので、余計に悪目立ちした気がします。

・アニメP=シャニPなのか?
基本的には数ある世界線の1人がアニメP、が今まで。
ただシャニマスはシャニPがあまりにも独立したキャラクターなので、
「アニメP≠シャニP」と言うのは「アニメ真乃≠ゲーム真乃」と言われる感覚に近いし、透の事も考えると「アニメP=シャニP」。
でもシャニPと比べると青臭さが足りず描写の薄さも相まって、彼は誰なのか?となってしまいます。

・アニメはシャニP(シャニマスP)の記録映像説
アニメP≠シャニP」を前提に、記録映像と思うのは
①作中に〇話表記がなくクソダサフォントタイトル
②EDにBGMが無い
③11話で裏側が多い&16人顔アップが多い

私があの中に入って撮影をしたと考えると③のような映像ができあがるのではないか。
シャニアニはドキュメントの素材、感覚的には6話のアイドルたちがやっていたことを流している感じ。
4話の特訓シーンでのカメラワークは誰かが撮影している意識のある動き。
記録映像であれば①②も説明はつきます、まぁ完全にこじつけですが。

■2018年の再現なのか?

公式が「2018年の再現」と発表していたら見当違いな意見ですが。
再現は半分正しく半分違う、結果的に2018年を意識したつくりだったのではないかと思っています。
これは2期がわかっている今だから言える事でもありますが、これだけ平等作風なのにストレイ・ノクチル・シーズを出さずに平等?という話です。

シャニマスの追加アイドルは他マスと比べると、後から事務所に入ってきたと明確に描写されています。
後輩ができる所に物語性を見出してストレイたちは2期から追加、1期は16人でやろう、その結果1stライブをやろうとなったのかなと睨んでいます。


■W.I.N.G.

「シャニマスと言えば敗退コミュ」の要素から挿入された印象が強い回。
過程を描かずに結果を描く手法は昔からありますが、批判が多いのも仕方がない。
ただ6話の最後にドキュメント〆、7話の頭がドキュメント本番なので、納得できるかは別として負けのネガティブさの緩和といきなりドキュメントが始まる導線は作れていたのではないか。

・W.I.N.G.とは何だったのか?
A.原作のW.I.N.G.設定がふわっとしている
リアルでやれるか参考に検索したら2019年の韓国アイドルデビュー数が71組と出たので半数が選考落ちと考えれば36組なのでW.I.N.G.ができる。
新人限定TIFにMVP投票がある、と思えば割とありえる大会。

状況的にW.I.N.G.は7月開催、明らかに不利な6月デビュー組自体が珍しい世界とは察せるので、そういう意味ではイルミネが出場できたのも納得。
そこを逆手に取り実力派を1年温存して6月デビューもありそう。

シャニアニの肝は「W.I.N.G.が終った後もアイドル活動は続く」なので、この大会自体がどの程度凄いかは大した問題ではない。
ただ普通の視聴者からしたらこの大会に命を懸ける位のノリだと思うので、7話でカットされたら肩透かしを食らったようになるのも無理はない。
それにW.I.N.G.がアイドル活動の一部というのは見た後に振り返った時の感想なので、見ている最中にそう思うのはやっぱり難しい。

・何故カットした?
W.I.N.G.は過程とするならば、描かない事自体には納得があります。
それにアイドルたちの反応や過程から結果はある程度察する事はできます。
・イルミネ→単純に実力が足りない
・アンティーカ→あと一歩及ばない
・アルスト→会場に熱意が伝わらない
・放クラ→小さくまとまってしまい会場を巻き込めない
今回の場合W.I.N.G.を描くと負けに軸足がむき必要以上にしんみりしてしまうのを回避したのではないか。
シャニアニだと手心無しで4回殴ってきそうなので、それはそれで見てみたい気もします。

・翌日なのにみんなあっさりしていない?
A.アンティーカ以外そもそも落ち込んでいない
・イルミネ→やり切れた事に満足している
・アンティーカ→恋鐘が鼓舞し、背中で悔しさを語る
・アルスト→3話でPに言われた答えを見つける
・放クラ→悔しがっているが泣いた理由は別
もっと悔しがっても良いとは思いますが、アイドルたちも結果よりも未来をちゃんと見ている描写なので、悔しがらないから不自然とはならないです。



まとめ

■総評
歴代アイマスアニメとは観方が違う異色作。
総集編を観た後だと、アニメ本編で大筋のシナリオでは理解できない事をしていない事がわかる。

シャニアニは他マスアニメとシナリオ面では大差ない。
8.9話が顕著で、あの回は割と普通のアニメをやっている。
歴代アイマスの多くは対比を強めに出して会話で説明、BGMで緩急をつける事でドラマの力で話を引っ張る作り。
多少トンチキでも納得できる力があるのは一貫している。
対してシャニアニは対比を動きで打ちだし会話は最低限、心情の変化をBGMで取る要素を拾う作り。
楽しみ方が違うのを理解できればちゃんとどちらもアイマスしている。

シャニアニはちゃんとゲームのシャニマスで、むしろゲームの空気感をそのまま映像に落とし込み過ぎた結果のように思えた。
エアプは言い訳だと承知で言えば、シャニマスのシナリオはW.I.N.G.のような大きい事件よりも、それをきっかけとした過程の何でもない一日の繊細な変化を重要視しているきらいがある。
作り手側も明確な結末よりも「あなただけの感想を聞かせて欲しい」と言っているような、ちょっとぼかした物語の〆方が多い。
勿論ゲームのような人間関係が希薄なので完璧な再現だとは言えないが、大枠ではシャニマスしていたと思う。
私はシャニマスの理想の形が無いので、こういう風に前向きに捉えられた。

全体としては振り返った時にこの4ユニットにとって原点・初心となる話。
伏線と言うには派手さが無いが、成長の土台になる要素が多かった。
2期もこの空気感を続けるのか、それとも1期で土台ができたから2期でガラッと変えてくるのか。
個人的には2期でもこの空気感の方が好きですが、どうでしょう。

■好きな回

悩むけれど6.7話。
①Pの奮闘
歴代アイマスだと大抵こういうシーンは空回りですが、ちゃんと実を結んでいて素直な成長シーンが描かれていた。

②ラストのW.I.N.G.へ挑むアイドル
アイドルが舞台へ向かうシーンはアニメ内で何度もありますが、この6話のシーンは特徴的で、アイドルアニメとは思えない位に華やかじゃない
5.11話と比べると顕著。
EDは
・この時点で負ける事が仄めかされている
・6話ラストはPの視点であり、Pとアイドル互いの光が届かない場所にある

③それぞれの敗北
私はPが介入しないからこその受け止め方だと思ったので好意的。
特にアンティーカの
・舞台袖で強めの明暗、奥から聞こえる歓声から入賞をギリ逃した位?
・業界でも一定の評価を受けているアンティーカでも勝てないライバル
・恋鐘の鼓舞と背中と拳で語る悔しさ、それを受けてのメンバー
・放送を観ずにトレーニングを始める姿
・舞台じゃない場所はボケボケ


要素を拾わないと理解できないし、理解できても納得できないハードルもあるので、おおよそ万人向きとは言い難く誰彼オススメはしにくい。
批判点も的外れな物は案外少なく、批判している人の気持ちも理解できるので尊重したい。
それでも世間で酷評される程悪い点も無く、酷評されているからつまらないとは思わないでほしい。
もし観るのであれば、一度ネガティブな感情に飲まれるとそのままネガティブな感想に行きやすい作品なので、ポジティブ感想&解説の副音声があった方が楽しめそう。
クソコメだらけになりそうだが監督たち制作陣の解説を聞きながらアニメを観たい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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