くま日記（2024/05/01）

フライングプレスを二発、それからドロップキックも何本かお見舞いされた。プロレスを見せたばっかりに、プロレス熱にうかされているくま吉は、「くまも、プロレスラーになる」と言って、昨日、新日本プロレスの、入門審査を受けてきたらしい。

くまは、一応格闘技経験があって、むかしボクシングをやっていたらしい（わたしと出会う前の話だ）。

ボクシングをやっていた頃のくま吉。ふわふわフェザー級に所属していた。

だから履歴書には、ボクシング経験あり と書いたらしい。

「10さい、くま吉です」と言って、リングに上がり、得意のドロップキックやマズルアタック、そしてくま吉プレスを披露したらしい。初心者でここまでやれる選手はなかなかいないということで、審査員たちもざわざわしていたようだけど、新日本プロレス側としても、くまのレスラーを今まで採用したことがないということで、「ぜひともうちに入ってもらいたい。だけど、くまを採用するというのは前例がないため、素性を隠すために、覆面レスラーとしてデビューしてもらえないだろうか」との打診を受けたとのことだった。しかしくま吉はどうしてもその提案を飲めず、結局交渉は決裂してしまった。惜しい人材（くま材）を逃してしまったものだ。