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【解説】雷パーフェクション

こんにちは。
先日BCSという関西の自主大会で新しいデッキ使ってきたので備忘録として色々と書いておきたいと思います。

1.デッキリスト

※代用カード
モココ→エレキダイナモ
せせらぎの丘(スタジアム)→嵐の山脈

コンセプト
エレキパワーやサンダーマウンテン◇などが使えていた雷タイプ最盛期に活躍していたピカチュウ&ゼクロムGX、ライチュウ&アローラライチュウGX、クワガノンVあたりのカードはエネルギー供給さえ間に合えば単体性能が非常に高く、新登場の「エレキダイナモ」モココの基盤を利用すれば再び環境に帰ってくるデッキが仕上がる可能性を感じた。
れんげきウーラオスVMAXが環境の中心にいるなかで闘弱点は致命的だったため、ミュウツー&ミュウGXを主役としてタイプをばらけさせることにした。
またムゲンダイナVMAXやゲンガーVMAXとの不利なデッキ相性からオーロラエネルギーとガラルサンダーVを採用し、勝ち筋を用意した。

2.各カードの簡単な解説

ミュウツー&ミュウGX 2枚
攻撃手段の使い分けができ、早い段階で盤面に置いてエネルギーを付けたいカードなので2枚。

ピカチュウ&ゼクロムGX 1枚
ミュウツー&ミュウGXがタッグボルトGXを使える」この事実が大きい。
れんげきウーラオスVMAXの「キョダイレンゲキ」でのイージーウィンパターンと同じ勝ち方ができる。
エレキダイナモにより後続の用意はできるので、フルドライブはタッグボルトの要求エネ6枚を満たしたいときに使うことが多い。

ライチュウ&アローラライチュウGX 1枚
相手をマヒにすることで入れ替え2回を要求し、ハードルを上げることができる。
超パーフェクションの「ナイトウォッチャー」ほどではないが相手プレイヤーに与える制約が大きいと見てこのデッキの筆頭わざマシンとしている。
160打点2回で多くのVMAXポケモンをきぜつさせられるのも大きい。
対VMAXにおける生命線となるカードなので2枚目の採用を検討したが今回はサイド落ちを割りきって見送ることにした。

ラフレシアGX 1枚
れんげきウーラオスやムゲンダイナVMAXを2回で倒せる」「エレキダイナモが立つのが遅れた場合でも2ターン目に攻撃できる可能性がある」採用理由はこの2点のみだが、他に替えが存在しない。
このデッキを使って練習してみると思ったよりれんげきウーラオスが厳しいマッチだと分かったので、より重く見た採用である。

クワガノンV 1枚
レギュ落ちにより「パラライズボルト」の速効性は欠けるようになったが、依然として190打点の出せるVポケモンとして有用である。
相手が先にメリープを倒してサイドを取る展開になったとき、クワガノンとガラルサンダーを用意してサイドプラン(1-2-2-1)を強要しつつ打開を狙う…そんな意味合いで入れたカード。
「エレキダイナモ」のおかげで2エネトラッシュのリスクを無視して攻撃できるので、パラライズボルトよりかはちょうでんじほうを使う運用の方が多い。
嵐の山脈で持ってこれるアタッカーなのは覚えておこう。

ガラルサンダーV 1枚
ムゲンダイナVMAXやゲンガーVMAXに弱点を突いて一撃で倒すことができる。現状ムゲンダイナにおまもりを貼る意識が下がっていると踏んでいる。
「エレキダイナモ」により無色分のエネルギーを供給できるため、VMAX主体のデッキならある程度の汎用性をもって運用することができる。2エネ170点って思ったよりバグみたいな強さしてた。

モココ-メリープ 3枚-3枚
状況によって2面~1面立てばよいので4-4は不要。2面欲しいことが多かったので3-3。

デデンネGX 3枚
展開のために最大2枚、最終ターンに決め手を引くために最後の1枚まで使う可能性があったので3枚。
プレシャスボール対応でクロバットVより遥かに触りやすいため、枚数をばらけさせることはしなかった(無人発電所も今時使われないしね)。

マーシャドー 1枚
ノイズになるためあんまり採用したくはなかったが、雪道で詰みやすいデッキのため仕方なし。
レベルボール対応。

ミュウ 1枚
対れんげきウーラオスVMAXにおける生命線。キョダイレンゲキでメリープ全滅させられるとキツい。
生命線ではあるのだが、クイックシューターやボスなどでミュウが取られた場合にサイドプラン3-2(デデンネGX+ミュウツー&ミュウGX)で綺麗にイカれてしまうのであんまりスマートではない気がした。ここが連撃相手の不利に繋がってるんだろうな。
ふつうのつりざおのようなミュウを使い回せるカードがあれば変わるのかもしれない。

ボール系
クイックボール 4枚
プレシャスボール 3枚
レベルボール 3枚
プレシャスとレベルはそれぞれアタッカー基盤を作るのに使える。そしてクイックボールは両方をサーチできるのに加えクワガノンやガラルサンダーのようなサブアタッカーにも繋がる。よって4-3-3。
ポケモン通信なども検討したが、ポケモンを山札に戻す恩恵が少ないのとポケモンの全体枚数が少ないため見送った。
メリープが1体供給できており、レベルボールが1枚手札にあるとき、2枚目のメリープを準備するよりかはまずは1体のモココを進化させるのに使う。メリープを持ってこれるカードが多いのに対してモココはかなり限られてるのでね。

ポケモンいれかえ 3枚
ふうせん 3枚
通常の感覚であればいれかえ(あるいは「あなぬけのヒモ」との組み合わせ)4枚-ふうせん2枚になるはずなのだが、このデッキでは「博士の研究」や「デデチェンジ」によって手札を積極的に入れ替えるため、先貼りできるふうせんをより重要視した。「エレキダイナモ」がベンチにしかエネ加速できないので、ワザ宣言の直前までアタッカーはベンチに置いておきたい。
「タンデムショック」によって相手のアタッカーをマヒさせたいので、あなぬけのヒモは採用していない。

リセットスタンプ 1枚
相手にハードルを要求できるときに強い。「タンデムショック」との相性がよい。
スタンプ1枚は正味あまり信用していないが、これ以上の自由枠が見つけられなかった。

大きいおまもり 1枚
「ドレッドエンド」や「キョダイレンゲキ→望遠スコープキョダイレンゲキ」の270点ラインを避けられる。
副次効果として、ミュウに貼って「クイックシューター」でのきぜつを1ターン遅らせたり、デデンネにつけて「アルティメットレイ」を耐えさせたりできる。
不利なマッチほど重要な役割を果たすように思えたので、採用枚数を増やしたいと思えた。

博士の研究 4枚
マリィ 3枚
ボスの指令 3枚
「タンデムショック」をメインに据える関係上相手の手札を4枚にできるマリィは重要だと思ったので3枚。「エリカのおもてなし」は見送った。

嵐の山脈 2枚
メリープを2ターンに分けて2体供給できるのが利点。場合によってはピカチュウ&ゼクロムGXやライチュウ&アローラライチュウGXを直接ベンチに出してわざマシン運用できる。
スタジアムは他に「混沌のうねり」「トキワの森」などの選択肢があったが、それに替えたとてデッキの枠を空けることができないし、メリープの安定供給の観点から嵐の山脈の使い勝手に軍配が上がった。

エネルギー
オーロラエネルギー 4枚
基本雷エネルギー 8枚
枚数は自分の感覚で決めた。オーロラはかさばってもいいので必要なときに引いてきたいため最大枚数4枚。基本雷はなんとなく8。


3.当日のマッチング

みっともないことに反省点が多いのですがご容赦ください。

1R イオルブサンダース 後○
相手が事故ってたので割愛。

2R ゲンガーVMAX 後×
相手が先行で順調な立ち上がり。先2パニックフィアーでメリープを倒され先制される。
後2で大きなおまもりを引けていたためキョダイマルノミを耐えると踏んでミュウツー&ミュウGXをスタンバイさせてマーシャドーを生け贄に。サイド1-1で取らせてミュウツー&ミュウとガラルサンダーを押し付けて勝つ方針にした。
しかし相手の3ターン目、ヘルガー2体が立ってバトル場のゲンガーVMAXにいちげきエネルギーが3枚ついた状態でボスの指令。キョダイマルノミでおまもりミュウツーが倒され窮地。
最後はいれかえ持ってることを割りきりフルドライブでエネルギー全集中させタッグボルトでアタッカー全滅を狙うプレイをしたが、いれかえを握られておりキョダイマルノミのデメリットをリセットされ負け。
2ターン目に出すアタッカーをミュウツーではなくクワガノンにしておけばまだボスで破綻はせずガラルサンダーで打開できていたかもしれない。反省…

3R アメイジングレシラム 先○
モココとキバナでエネルギーを供給し、アメイジングレシラムで戦ってくるデッキのようだ。打点が270もあり、HP270のミュウツーで戦うこのデッキでは厳しいように思えた。
(パラライズボルトで戦っても遂行スピードが遅いため、ミュウツーで戦うのは避けられない。)
相手がミュウを生け贄に差し出してくれたのでミュウツーでフルドライブを打ちタッグボルトで前の非エクとベンチのオドリドリGXを倒し、後続のガラルサンダーも4エネつけて準備できていたためそのまま押しきり勝ち。
先行の利が出た対戦でした。

4R れんげきウーラオス 後×
後攻でミュウスタートしてしまう。後1で逃がせず、先2ひゃくれつラッシュできぜつさせられる最悪の滑り出し。
後2でミュウツー・ラフレシア・オーロラエネルギーを揃えて前のウーラオスを倒せれば大きかったが、デデチェンジ→博士の研究で揃わず。デデチェンジの前にプレシャスボールで持ってくるのをラフレシアではなくミュウツーにしていればデデチェンジで引けていたオーロラエネルギーを貼れていたのでミスかもしれない。
その後ジラーチGXを準備されキョダイレンゲキ×2でデデンネとミュウツーを倒され万事休す。
あおレック君上手かったです。

5R グレイシア白馬? 先○
相手が事故ってたので割愛。

というように成績は3-2ですが、うち2勝は事故勝ち、さらに2敗はミス絡みと情けない結果に。しかしデッキ自体が使ってて非常に楽しかったこと、今後の展望が見えたことからレポートにまとめました。

4.感想・今後の展望

デデンネGXの「ビリリターンGX」を打開策として使えるかと思っていたが、6エネ「タッグボルトGX」や4エネ「ミラクルツインGX」が大きな勝ち筋になるためなかなか使うに踏み切れなかった。ビリリターンで遅延したところで勝ち筋を追えないと感じた。

対れんげきウーラオスは色相性から有利だと考えていたが、こちらがジラーチGXを楽に処理できないことや相手のサイドプランが楽に立てられることから一転不利だという認識に変わった。この点は「スナイプサンダー」のサンダーや「ベノムシュート」のアーゴヨンGXを採用すればどう変わるだろうか。

クワガノンVの枠はパルスワンVやカプ・コケコV(旧)への差し替えも検討したい。ただし両者ともアタッカーとして不安要素がある。パルスワンは後1でそうでんを強く使えるのに対し、現在のエネルギー配分では早期に190打点を出すのは難しいと考えられる。コケコは3エネ高打点は変わらない上ににげ0は大きなメリットだが、パラライズボルトの択が無くなってしまう。

ボールの枚数はやや過剰という印象で、枠を作るならここになるか。ひたすら上から引いてくるデッキなので、リセットスタンプや大きなおまもりの枚数は散らすより固めた方がプレイしやすいと思った。

こんな感じかなー。ここまで読んでくださりありがとうございました。
では!!



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