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2022.10.23(日)菊花賞🏇
◉アスクビクターモア
○セレシオン
▲プラダリア
▲ジャスティンパレス
△1.4.5.9.11.12.16
出走馬は以下の通り。
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今年の菊花賞は、皐月賞とダービーの1.2着馬(ドウデュース、ジオグリフ、イクイノックス)が不在という珍しいケース。
しかも人気は、
1番人気 ガイアフォース(G1初出走。松山。)
2番人気 アスクビクターモア(関西ではからっきし、人気した時の信頼度低い田辺。)
3番人気 ドゥラドーレス(毎日杯も条件戦も春には勝ちきれずに前走ようやく2勝クラスを勝った馬。鞍上は春のG1を1番人気で3連続着外に飛ばした横山武史。)
このように、波乱の要素を多分に含んでいるのだ。
さらに去年に引き続き、舞台は阪神。
近年の菊花賞は、マイラーでもこなせるようなスローでのヨーイドンが多発するレースだったが、阪神となると話は別。坂もありスタミナも要求されるタフなコースなのだ。
そういう意味では、既にG1で戦える能力が備わっている事を証明している春のクラシック組が優勢なのだが、条件付きで新興勢力の台頭の可能性もある。
まずは春のクラシック組から精査していこう。
【皐月賞orダービー出走馬】
・アスクビクターモア
・プラダリア
・ジャスティンパレス
・セイウンハーデス
・アスクワイルドモア
・ビーアストニッシド
この中でも春秋を通じて安定したポテンシャルを発揮しているのが◉アスクビクターモアだ。春はドウデュース、イクイノックス、ダノンベルーガ、ジオグリフなどの上位陣と互角に渡り合っており、特に人気を落としたダービーでの粘り込みには目を見張るものがあった。
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直線では一度完全に抜け出すシーンも作った
アスクビクターモア(黒帽)。
勝ったドウデュースは凱旋門賞に挑戦し、イクイノックスは天皇賞の有力候補。この2頭に0.3差の3着は、ハッキリ言って今回のメンバーでは1枚も2枚も実力が抜けていると言って良いだろう。ダービーでのレース運びが出来れば、ここでも上位必至。
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5着プラダリアはさらにその後方。
前走はガイアフォースに競り負けたものの、悲観する内容ではなかった。3着以下は離しており、持ち前の先行力も健在。ダービーを好走しているので距離の不安もなく本番に向かうことができる。ジョッキーだけが不安要素だが、年明けから継続騎乗しているので大目に見たい。
▲プラダリアに関しては前走は調教から良くなく、レースも不発。ただ今回の調教を見る限り復調しており、この馬もダービーくらい走れれば勝ち負け可能なポテンシャル。この馬も3歳未勝利→青葉賞→ダービーと2400mを3戦連続でこなしており、距離に不安はない。ドゥラドーレスよりも人気がないため馬券妙味が高い一頭だろう。
▲ジャスティンパレスは前走2着以下を突き放して圧勝。あの勝ち方は展開がハマったの一言では片付けられない。神戸新聞杯組の中では唯一信頼できる。
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置き去りにして嬉しい重賞初勝利。
春のクラシックでは悔しい思いをしたが、ようやく馬が復活の兆しを見せてきた。元々2歳G1であるホープフルSで2着に好走しているように能力の高い馬。先行できる脚質なので、距離さえ持てばここでも上位争いできる。
セイウンハーデスはセントライト記念で4着とはいえ、上位に完敗。距離が伸びて逆転できるかと言われれば疑問で、上積みがなさそう。
アスクワイルドモアも前走のレース運びを見る限りここでは厳しい。
ビーアストニッシドは前走控える形でレースをしたが、直線での伸びは今ひとつだった。やはり前でレースを作るのがこの馬のベストな気がしており、今回は逃げか先行するのではないかと予想している。ただ皐月賞、ダービーを見てもこの馬は1800がベストで今回の舞台は合わなそう。しかも前にはアスクビクターモアが鎮座しているため、先行できたとしてもかなり厳しい展開となるだろう。
次に、春のクラシックに縁がなかった馬たちを精査していく。
ディナースタは捲り戦法で未勝利、1勝クラス、2勝クラスを快勝。現在8番人気ながら穴人気している。
この馬はプリンシパルSで惨敗している事と前走の2着馬からの詰め寄られ方を見た感じ、今回のメンツ、そして18頭と言う多頭数では同じようなレース運びは出来ないと判断した。出遅れ癖があるだけでも大きなハンデ、多頭数の中、外から捲るとそれだけで大きなロスとなる。いくら春のクラシック上位が不在とは言え、これは厳しい。
ポットボレット、マイネルトルファン、シェルビーズアイに関しては過去レースを見る限り、単純に能力が足りない。
神戸新聞杯組のヤマニンゼストはしっかりとした末脚があるが、前走は内でスルスルとロスなく立ち回った鞍上のファインプレーで、勝つレースというよりは権利獲りを目指した感じだった(それ自体はメチャクチャ正解)。今の阪神は後ろからでも届くので、上手くロスなく直線を迎える事ができれば3着はあり得る。
ボルドグフーシュも展開に左右されそうな馬で、突き抜けた強さはないが末脚は安定しているので紐候補。
ヴェローナシチーは紐候補だが、これは完全に川田が乗るからと言う理由。前走を見ても、ボルドグフーシュやヤマニンゼストを紐にするなら差のない競馬をしたこの馬も当然入れるべきとの判断。ただ重い印は打てない。
セントライト記念組ではガイアフォースがいる。現在1番人気だが、個人的には過剰人気という見解。
まず先述の通りG1未経験なのが大きい。たしかにダービー3着のアスクビクターモアに勝ったが僅差で、しかも少頭数でのレース運びなので本番で同じように出来るかは未知数。これでアスクビクターモアを差し置いて1番人気は流石に過大評価されている。
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本番で同じ戦法が取れたら勝ち負けだが…。
松山の騎乗は毎日王冠でも指摘したように馬群を割るのが苦手なイメージ。上手く前につけられるかどうかがカギになってくる。本当のスタミナが求められる今回の舞台では、そこまで信頼は置けないので紐まで。
別路線組ではドゥラドーレスが現在3番人気に支持されているが、こちらも過剰人気と判断。
やはり記事の最初に書いたように春に重賞はおろか条件戦も取りこぼす有様で、前走もG1で通用するような突き抜けた勝ち方をしたとは思えない。一定の能力があるのは認めるが重い印は打てないし、そのわりに人気しすぎていて手を出しづらい。紐まで。
大穴ではシホノスペランツァの勝ち方にインパクトがあった。松山がガイアフォースに騎乗するため浜中に乗り替わったのが大変残念ではあるが、あの乗り方が菊花賞でも出来たら怖い存在。
そして最後に紹介するのが今回対抗に推した○セレシオン。出遅れ癖がある馬だが能力でデビュー2連勝。その後、和田に乗り替わってすみれSとプリンシパルSをどちらも出遅れて敗退。それが3ヶ月強ぶりの前走で比較的マシなスタートを切って、最後の直線では鋭い末脚を発揮して圧勝。この勝ち方を見るだけでも重賞クラスであるのは明らかだ。
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直線で早々に抜け出すと脚色は衰えず圧勝でゴール。
先行力があるので、同じ脚を使えれば1着まである。気持ちが前向きなタイプで折り合いに苦労するが、スタートが上手く菊花賞の成績が抜群の福永がきっちりエスコートしてくれるだろう。たしかにG1のタフな流れを経験していないのは大きなビハインドだが、ガイアフォースとは違ってこちらは鞍上の経験が豊富で菊花賞の乗り方を熟知している。
このオッズで買えるのも美味しい。
ちなみに阪神3000mはスタートして暫く直線が続くので枠の不利はあまりない。
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