若年アルツハイマーを限りなくたのしんでで生きる夫の日記 8月15日(妻書)


朝から草抜き、「今日どこ行くんかな?」「グランドホテルとカラオケ」何度も聞かれる。
妹・弟・おいがお墓参りに来る。一緒にきな子のロケ現場を見に行く。記念写真もパチリ、おいが撮ってくれた。
生里方面から、仁尾に・・観音寺グランドホテル11時35分着。讃岐の間でランチコースを頂く。朝は自分が運転していくと言ってたのに、車のカギは家においてきた。ランチの時ビール1杯をのんで「おいしいおいしい」と食べて・飲んで・デザートを見て「あんたこれ作れるん」と聞く。食べ終わると気持ちよさそうに眠る。
カラオケは加山雄三を歌う。高石智也の大地の歌はカラオケには入っていなかったがアカペラで歌う。心にしみるよい歌声。ポケットの中にメモがあり、大地の歌と歌いだしの歌詞が書いてあった。「これを歌うつもりだったの」と聞くと「そう。忘れるといかんから書いておいた」
私が二階でレシピを作ってい夕ご飯を作るのが遅くなり、下に降りていくとカップうどんを一人で食べていた。「もうこれ夕ご飯で良い」という。「薬のもう」と起こしても眠って起きない。
タバコの火で布団を燃やす。禁煙を約束する。

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