若年アルツハイマーを限りなくたのしんでで生きる夫の日記8月31日

朝は7時まで寝ている。
朝ご飯を食べて、「飲んでもきかん!」と言いながら薬を飲む。朝から機嫌が悪いので、気をつけて送り出さないと・・・荷物を入れて「このリック重いわー」と言いながら持つ。体力がなくなってきているようだ。
「今日は図書館で待ち合わそう、図書館ならクーラーが聞いていて涼しいから」と言うと。「図書館ってどこの?」と聞くので「詫間の図書館だよ」というと「場所どこだったかな?」というので「行くときに寄ってみようね」タンポポハウスに行くときに、図書館の前を通り「ここね」「わかった」
4時に図書館で待っていたら、来た。「今日は眼科に行く日だよ」「そうだった」と言って車に乗る。いつもシートベルトをしないので「シートベルトをしてね」と毎回言う。
眼科に行き、診察券とお金を渡して、私は待合室で本を読んでいた。受付をして、ジュースを自動販売機で買い、私のところに来て「あれ」と自動販売機を指さす。行ってみたら2本買っていたけど「お釣りの出し方がわからん」というので私が出す。
名前を呼ばれたので視力をはかる場所に行かないといけないのに診察室に行ったようで、看護師さんに連れて行ってもらって視力を測定する。眼科には夫の病名をお話ししているのでそれなりの対応をしていたけて助かる。その後診察の際に「よくなっています」と言われたようで喜んでいた。薬局まで一緒に行き、自分で薬をもらいに行けた。
帰りの車の中でずっと機嫌が悪く、ぶつぶつ嫌なことばかりを話す。午後の内職の時に元担任の生徒さんから間違いを指摘されたようだ。プライドが傷ついたようだ。「もうタンポポには行かん」と言う。
車を廃車にすることに、もう少し待ってとなかなか気持ちが決まらない。
「いつまでタンポポハウスに行くん?熱い中の草取りは気がくるっとるしか思えんけどやっとるんや」「ドクターが学校に戻ってもいいと言うまでの辛抱だよ」と言うと「医者の言うままかーアホにしとるー」と怒る。
タンポポハウスの前の方とよく話すらしく。黒いちじくをもらってくる。「あの人はなんでも良く知っとる」という「岩田さんを知っとるか」と聞かれて「親戚だ」と答えたそうだ。

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