若年アルツハイマーを限りなくたのしんでで生きる夫の日記8月23日(妻書)

朝はいつものように草抜き、水やり。
「今日はタンポポに行くので8時30分に出るよ」と話す。ご飯を食べ、薬を飲み、タンポポに出かける準備。なかなかはかどらないので、私がリュックに、水・財布・着替えなどを入れる。「気が重いなー」と言い出す。何しろ今日行ってもらわないと始まらない。行ってもらわないと。「みんなが待ってるから」と言いながら車にのってもらう。道中も「気が重い」と言う。到着すると、さっさとタンポポハウスに入っていく。ドアを開けると「前山先生やー」と呼んでくれくれる子ども、にやにやと近寄ってくる子ども、夫も「オーなつかしいなあ」と嬉しそうだった。朝礼の時に挨拶をする。「今物忘れの病気で学校を休んでいるので来ました」とちゃんとあいさつができた。
その後ラジオ体操をしたりしてから、フラワーパークの草抜き、水やりに行く準備。トイレに行った。そこに水筒を忘れたのを職員が気が付いてくれた。靴を靴箱のどの位置に入れたのかを忘れていて、ウロウロしていたので「この靴だよ」というとはく。
午前中はフラワーパーク
お昼を食べて午後はタンポポハウスでチラシを分ける作業したという。3時30分に迎えに行くと、外で待っていた。リュックサックを持ってきていたのを忘れていたので、部屋に戻りロッカーから出す。着替えをいれていたのに着替えていなかった。
家に帰るとお花に水をやる「お昼何を食べた?」と聞くと、「うまかったけど何を食べたか忘れた」という。「タンポポハウスに明日も行くの?」と聞くので、「職員の皆さんが助かるから明日も来てね、と言ってるから行ってね」というと「そうかー」と言いながら少し嬉しそう。
「お風呂に入ろう」というので「一人で入ってね」といと、「一人で入っても面白くないから一緒に入ろう」というので一緒に入った。
なんだかお薬のせいか元気になっている。

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