【勉強法】英語は発音からやれ!

英語の発音には大昔からこだわってきました。中学1年生のとき、英語に苦手意識があり、その原因を自分で探ったところ、どうも「発音が悪い(発音に自信がない)」ことではないか、と。そう思ったわけです。私はその日から、英語の発音の練習を始めました。恥ずかしかったので、毎晩布団に潜っって、こっそり練習しました。

私自身は、紆余曲折あってようやく発音指導者レベルにまで達したのですが、近道というか、着実に正確な発音を身につける方法はあります。発音記号を覚えるとか、子音をしっかり飛ばすとか、個々の要素に分解することも可能ですが、『英語耳』という抜群に優れた教材があるので、これを紹介します。

この本、薄いし、英語の発音を独学でマスターするのに必要十分な情報が詰まっているので、余計なことは考えずにこの本を使って練習しましょう。発音は、筋トレと同じで、毎日根気よくやれば、だんだん良くなってきます。

私は独学で英語の発音を習得したので、人に教えることもできます。もちろん、独学でやるよりも、断然早く習得できるでしょう!

なぜ発音から始めるべきなのか?

なぜ発音から始めるべきなのか。この問いは、愚問です。むしろこう問い返したい。「なぜ発音から始めないのか?」

言葉には「読み」があります。そして、発音の仕方は言語によって異なります。発音は文化なのです。私の感覚からすると、今の日本の英語教育において、発音が軽視されているこの現状の方が信じがたいのです。

まぁ、理由は明白で、日本人にとって英語の発音をすることは「難しく」また、(ここが重要なのですが、)「恥ずかしい」ことだからです。

 発音に「自我意識」が働くことは、あまり語られませんが、発音には自己アイデンティティや自尊心が深く関わっているように感じます。
 英語らしく発音しようとせず、日本語的な発音に固執する生徒や学生がいて、やろうと思えばできないわけはないのに、やろうとしない。(中略)これは、無意識のうちに、日本語を話す日本人の自分を保とうと、英語的な発音を拒否しているのではないか、という気がします。
(『本物の英語力』鳥飼玖美子 p.33~34より引用)

つまり、英語の発音をマスターするためには、「自分」を変える必要があるということです。英語を英語らしく発音する自分を「自然」だと感じられるようでなくてはなりません。ところが、日本語の発音と英語の発音はかなり違います。大きなギャップがあります。そのため、多くの英語学習者が「怖くて」英語らしい発音にチャレンジできない、というのが実態でしょう。

まずは、英語の学習において、発音を習得することがいかにプラスとなるのか、そのメリットを理解することから始めるのが良いでしょう。次の本に「発音ファースト勉強法」という形で、発音から勉強する理由が詳しく紹介されています。

発音から先に勉強することに疑問を持つ方は、ぜひこの本を読んでみてください。「発音ファースト」にすべき理由について、ここでは詳しくは語りませんが、私の主な見解としては、「学習効率と学習のモチベが段違いに上がる」ということ、「どうせ避けては通れない道である」ということ、「やってみたら意外とできますよ」ということですね。

おわりに

素直に発音を訓練しましょう。素直な気持ちになれば、外国語学習において発音の訓練が非常に重要であり、また、冷静に考えれば、日本人の発音のレベルがいかに低いかということもわかると思います。素直になりましょう。

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