幸せのまわり道

彼女がお仕事でお泊まりで、
私はそれを知っていて、
だからきっと会えると思いながら、
ピンクの下着でわくわくしながら家を出た。

仕事が終わって、
彼におすすめされたご飯を作り、
シャワーを浴びて、寝る支度をして、
別に彼女がいないからって私と会うとは限らないよなーって思い直した。

連絡が来たのは結局夜9時で、
電話をしたのは夜10時。
着替えを持ってうちに来たらいいよって言ったら、すごい早さで準備して来てくれた。

お酒を飲んでお風呂に入ったら酔っ払った。
全裸でのびている私にお水飲ませてくれた。
もう全部見られているけど、そんな姿を見られるのは恥ずかしかった。

朝は彼が先に家を出た。
またいつ会えるか分からないから、いつでも会えるのに、いつも永遠の別れみたい。

来週は仕事で会える。
仕事してる姿を見られるのは久しぶりで、
仕事してるところが好きだったからとっても楽しみだし嬉しい。
そういう思いを隠しながら、真面目に仕事しなくちゃいけない。

会うたびに、また会いたくなって、
一緒に住む気持ちもわかるなって思った。
ちょっとでもそばにいたいし、触れていたい。
何もしなくても、話さなくてもいいから、一緒にいたい。

いつまでもこの日々と 会える鼓動を
足音を聞いたなら 揺れる昨日を少しずつ 君と分け合って

いい歌だから、いつか結婚式ができたらかけたい

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