おしゃれな人が好きというわけではなく
前髪を切るときは眉間の幅だけにしてくださいと美容師に言われた。おでこの幅ぜんぶを切っていたのでいつもおかしくなっていた。今回言われたとおりにしてみたら、結構いい感じになった。
前髪の流行りのうつりかわりについていくのは難しい。薄い方がいいとか厚い方がいいとかそのときによって変わってくる。いまは薄い流行りが過ぎ去ってこれからは厚い方がいいと言われる頃だろうか。少し前に前髪だけを金髪にするのも流行っていたな。
北欧暮らしの道具店のラジオを聴いていると、店長が髪の前半分にハイライトをいれたという話をしていた。ラジオなので髪型を見ることはできないが、その表現だけでなんだかイケてると思ったし、それを喜んで話す姿がなんだかとてもイケてると思った。
おしゃれな人が好きということではなく、おしゃれを楽しんでいる人が好きなんだと思う。こだわりを持って選んでるということがわかるのがいい。自信を持って身につけていることがいい。買うときにも選ぶし、身支度をするときにも選ぶ。選ぶのがうまいひとが好きということなのかもしれない。
おしゃれに限らず、こだわりのあるひとがすきだ。一方でこだわりすぎず柔軟な人であってほしい。ここだけはこだわるというものを持っていて、それ以外は寛大であったらいいなと思っていたときもあったけれど、こだわりに対するこだわりもときに柔軟に変えられる人の方がいい。そして他人のこだわりに対しても変化を受け入れられる方がいい。
かたくてつよいよりもやわらかくてつよいを目指したいし、そうなれると自信をもてる。そういう話をラジオでしていた。たしかにそうで、しなやかさが大切なのである。昔聞いた話で、しなやかな強さを手に入れるには竹のようになることだという話がある。竹のように節をいくつも持ち、節をないがしろにしないことが大切だということである。
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