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数年前に消えた同人作家を探したい

※個人の特定を防ぐため及び、感情がデカすぎて非常に気持ち悪いため内容にはフェイクを入れています。

※こちらの漫画を把握しておくと理解が早いです。大体似た話です。

https://twitter.com/sanada_jp/status/1281862125749547008?s=20

※該当人物を発見できたらこの記事は削除します。


数年前に好きな作家さんが忽然と消えました。
直前までツイッターを更新しており、翌月のイベントも申し込んでいたにも関わらず急に。
当然イベントも不参加だったようで、その日を境に完璧に消息を絶ってしまいました。

長年追い続けているその方は自分にとっての憧れであり、目標であり、「私のジャンルに「神」がいます」に出てくる綾城さんのような人でした。

ここではその方の名前を、綾城さんの旧名義から取って「有島」としましょう。自分は有島さんが有島になる前、「虚崎」名義を名乗っていた頃のファンです。

彼女は自分と同い年の絵描きで、昔から画力がものすごく高く、絵の1枚1枚にとてつもないパワーがありました。迷いのない伸びやかな線、流行を先取りした塗り表現、シンプルなのに魅せられる色使い、全てが唯一無二のものでした。きっと同じジャンルでない方でも、見れば彼女のイラストを好きになると思います。正直見境なく作品をRTして全人類に見てもらいたいですが、残念ながらこんな記事書いちゃったのでできません。

初めて出会ったのは自分が義務教育のとき、当時有島さんが「虚崎」と名乗っていた頃。自分も虚崎さんもとあるジャンルで二次創作を行なっていました。
初めて虚崎さんのイラストを見た時は衝撃を受け、更に同い年であることを知って大ショックを受けましたが、そんなすごい人のことがもっと知りたくて、仲良くなりたくて。
どうにかして虚崎さんと交流がしたかった自分は虚崎さんの作品にコメントを残し、そこから同ジャンルのよしみで頻繁に交流を行っていました。同年代にしては大人びていた虚崎さんの優しさか、それなりに仲は良かったと思います。

しかし虚崎さんはある日突然姿を消しました。

今までの作品をすべて非公開にし、忽然と姿を消したのです。

当然、当時の自分は悲しみに暮れました。あまりにつらすぎて、泣きながらUSBに保存した虚崎さんのイラストを眺め、虚崎さんのオリキャラをローカルで描いて自分を慰める日々。既に気持ちが悪いです。けれど、そうしていればいつか虚崎さんに会える気がしたのです。今思い返しても気持ちの悪い思考です。
(当時のイラストは探せば多分まだあると思います)


そんな日々が続いた翌年。たまたま見ていた別ジャンルで虚崎さんを発見しました。虚崎さんは「有島」に名前を変え、ひっそりとイラストを投稿していたのです。当然のごとく狂喜乱舞。有島さんが投稿していたイラストを片っ端から保存しました。

けれど有島さんに声をかけることはできませんでした。
急にジャンルから消えたため、もしかしたらジャンル内で何かあった可能性もあるじゃないですか。そうだとしたら前ジャンルの人間が話しかけることで傷つけてしまうかもしれない。そう思うと怖くて、連絡をすることができなかったのです。
臆病な自分はこっそりと有島さんをフォローし、ひそかに有島さんを応援していました。
ジャンルが変わってもずっとついていきました。
いつか自分と同じジャンルになったら、しれっと知らん顔で交流ができるかも…と期待して。

しかし結果として、有島さんと交流が復活することはありませんでした。なぜなら有島さんが好きになるジャンル全てが自分の未履修のものであり、履修にコストが非常にかかるものだったのです。当時の自分は恥ずかしながら金銭的にも時間にも余裕がなく、身を削ってまでジャンル履修をし、有島さんと交流する選択ができませんでした。そのことを今はとても後悔しています。

有島さんはジャンルでの活動を活発的に行なっており、同ジャンル同CPの人との交流を楽しんでいました。だから、「ただイラストが好き」という理由で有島さんに近づいて水を差したくありませんでした。自分だって、二次創作をするならそのジャンルを知っていて語れる人と交流がしたいですし、そういう人に好感を持ちます。

自分は有島さんの好きなジャンルに関しては何もわかりませんが、それでも有島さんのイラストが好きでした。有島さんのことをこっそり眺め続けました。


そして現在に戻ります。

同人作家が消えるのは「あるある」ですが、一度消えて戻ってきた実績がある方を簡単に諦められず、時間に余裕のできた自分は有島さんの転生先をひたすら探しました。

具体的にどう探したのかはさすがに省きますが、件の作品「私のジャンルに「神」がいます」に出てくるイクラ丼と同じことをしていると思ってください。

けれど、当然ながら出てくるのは古い情報ばかり。その代わり、彼女の好みを今まで以上に知ることができました。

好きな漫画、アニメ、音楽、趣味…
自分が多忙でSNSチェックもままならかった時期と有島さんの活動時期が被っていたため、知らないことばかり。

そうして彼女を知っていくと、自ずと好みの傾向がわかるようになりました。「きっとこの作品が好きだろう」と思って調べると、果たせるかなそれはほとんど的中していました。気持ちが悪いです。それでも、それらの情報は現在につなげることはできませんでした。

また、ツイートから有島さんのパーソナルな情報を把握することができ、「なぜ消えたのか」の理由をなんとなく察することができました。そして、もしそれが現実であれば帰還は絶望的であることも。

幸い有島時代の作品はほとんど残っており、アーカイブを見ることができます。

でも、自分は有島さんの新しい作品が見たい。

それが難しいなら、創作なんてしてなくてもいいから、元気でいてほしい。

けれども欲深い自分は有島さんが帰ってくること、そしてあわよくば、綾城名義で再び二次創作をしていることを願わずにはいられないのです。





いややっぱマジで帰ってきてほしい。

投稿とかいいから、アカウントにログインだけしてほしい。


だって有島さん、ガチ個人情報載ってるツイートそのまんまにして消えてるから!!!!!

個人情報リリックにしたピザラブですらそこまで開示してねえよ。
うちら情報の授業でインターネットの使い方やった世代じゃん。
びっくりした。どうした。

消そう、個人情報!!!!!!!!!!


消えた作家さんを探す方法をご存知の方いましたら、こっそり教えてください。

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