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未来は我が身と思へば

2023年11月8日。

今日は乗っていたバスで無賃乗車をしてしまった高齢のご婦人をお見かけしました。

「シルバーパスもお財布も忘れてしまった」とおっしゃるご婦人はこのあと慌てることなく、すでに下車していた特定の乗客の方に「バス代を払ってほしい」と呼びかけ始めました。

呼びかけられたのは、ご婦人が走行中のバス内で危なっかしい席移動をしたときに声掛けや手助けをしていた親切な方。

私を含めた乗客は他にもいたのに、ご婦人はその親切な方ピンポイントで声をかけ続けていたのです。

困った様子で立ち止まる親切な方、静観する運転手さん、見かねてご婦人に声をかける他の乗客の方、獣のような腹の音が止まらない私。

人がわらわら集まっても拗れるかと思い、私は轟く腹の音とともにご婦人騒動からログアウトしてしまいました。

あのあと結局どうなったのかしら。

個人的に疑り深い期突入中なこともあってか、あのご婦人がどうも確信犯のように見えて仕方ありませんでした。

「シルバーパスも財布もない」と言っていた割には中身がしっかり詰まったバッグを持っていらしたし、その荷物を開けて探す素振りもなかったし。

もちろん、本当にうっかり無賃乗車をしてしまっただけという可能性もあります。

どんなパターンであれ、今後ああいう場面に遭遇したときはどうすればいいのかをグーグル先生に問うてみたところ「お金は貸さずにお巡りさんに助けてもらうのがベター」との回答をいただきました。

世はまさに大高齢化時代。

今日見た光景が日常と化す日も近いかもしれないので「困ったときはお巡りさん」を頭の少し目立つところにレイアウトして過ごしていこうと思いました。

サポートいただくと明日がちょっと愉快になるとかならないとか。