英語の習得法について-1(留学経験・旅行なし)
こんにちはOnoです。
先般記載させて頂いた自己紹介でも触れさせて頂きましたが、私は現在某外資系企業に勤めており、日常的に海外とのやりとりが発生しています。
具体的には英語でのコメントの作成やプレゼンテーション資料の作成、海外顧客へのプレゼンテーション、海外オフィスの同僚が来日した際の簡単な通訳、海外の同僚との電話会議(現在走らせているプロジェクトをどう進めるかの議論)が頻繁に発生しています。
私は大学時代に体育会に所属、学部・院も体育系を卒業し、留学や旅行の経験もありません。しかし、しっかりとした方法論を学び、試すことで英語を習得することができます。自分への備忘を含め、以下記載致します。
前提としての心構え
まず前提として英語は一つの言語であるということを理解することが必要であると思います。つまり言語である以上、時間をかければ誰でも習得することが可能であることを認識し、日本人にも関わらず、英語を自由に使える人(特に帰国子女の方)に対する憧れをなくすことが必要です。
なぜグローバル企業では英語が共用語として使用されるのか、またなぜ多言語が使用されている欧州での会議の記者会見(NATOやECB)では英語が使用されているか? その答えはシンプルで英語が意思疎通に一番簡単な言語だからです。
私自身の印象ですが、特に会話では日本語よりも英語の方が簡易な言語であると感じます。特に日本語では尊敬語や謙譲語、目上の方に失礼な言い回し等色々と気をつける必要があると感じます。
一方で英語ではそこまで気にする必要がありません。May I 〜, Would you be able to〜, It would be much appreciated if〜, といった丁寧な表現を使用する必要性がありますが、パターンは限られています。
またマクロ的な側面で見れば、世の中ではnon-nativeの方が英語をnativeに使用する方を超過しているという事実もあり、nativeの方が感じる丁寧さをや失礼な言い回しを的確に使用できる人材は限られています。
従って、native の方々は自身が感じる丁寧さ(失礼さ)をnon-nativeの方々に強く求めてきません。なので慣れてくると英語での意思疎通の方が日本語よりも簡単だと感じるようになります。
また、nativeの方々(特に英国の方、米国はそこまで使命感はない印象)は必死にnon-nativeの方々が話す意味を理解しようとする傾向がある為、センテンスを伝えることができれば、会話は通用するということも、前提として理解しておいて損はないかもしれません。
帰国子女の無言のプレッシャーにどう対応するか?
まず私の言及する場面としては、グローバル企業、多言語のバックグラウンドの方が多数いる中で使用することを前提としています。例えば英国の王室(Netflixのthe Crown)のような格式高い英語は使用できないということを念の為注記致します。
さて、帰国子女の方と電話会議に出ると緊張します。それは彼ら彼女らが流暢な発音で議論をリードするからです。ただ安心して下さい。nativeの方々は英語の発音の綺麗さは気にしていません。
彼ら彼女らが我々から聞きたいのは、話の中身です。特に英国在住の方々や同じくnon-nativeの方々(スイスや北欧)と電話会議をする際は、拙い英語であったとしても、中身があれば必死に耳を傾けてくれます(中東やフランスの方はそこまで親切でない印象です)。
よって、特定の話す内容がある人(金融では商品開発やアナリスト、ポートフォリオ・マネージャー、コンプライアンス、リスク etc)は圧倒的に有利です。なぜなら先方はその専門的な内容を聞きたいからです。
私の独断と偏見ですが、帰国子女の方は所謂 salesやrelationship managerと呼ばれる職種に従事し、先方とのintroductionにおいて流暢な英語を披露します。また上記職種に就いていなくとも、自身の英語力に自信がある為か、先方の質問に適切に答えていない傾向が強い印象です。
英語での世間話が綺麗な発音でできたとしてもそこに価値はありません。先方の聞きたいことに対して正確に答える、そして議論で発言する特殊技能を習得(そして英訳する)ことが大切であると考えます。
Next step
色々と刺激的な内容も記載しましたが、次回以降から、読む、書く、聞く、話すについて具体的にどのような行動をとり、自身のcapabilityを向上させたか書いていきたいと思います。
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