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あと 5分程で

 日が昇る寸前のこの数分の時間帯が一番好き、沢山の桃色のグラデーションが全ての物を包み込んで全ての物・者は日常の営みを歩き出すのだろうろと、思いを馳せてしまう。
 桃色、ピンクは若返ると何かの本で目にした事がある、私の絵はピンク系とスカイブルーをよく使うようになった。 
 よく思い返すと遠い過去に夢で自分の絵の夢を見た、桃色とスカイブルーだけの絵、黒い線が所々にある、その頃はピンク系とスカイブルーは使っていなかった、ー変な夢だわー 位にしか思わなかった。
 でも気になる、夢に出て来た絵を思い出しながら描いたが上手く行かなかった。
 そして案の定、記憶の隅に追いやられた、そして今現在驚く事に私の絵はピンクとスカイブルー ⁈ がはびこっている、あの夢は正夢だったのね ?今、数十年程前に見た夢の中の色を使い描いている。
 意識して描いている訳では無い、気がついたらこうなっていた驚いてしまう。
 私は赤が苦手である、どうも赤を使うと絵が死んでしまう、なので赤の代わりに茶系を使っている、が、赤が使いたくて必死に塗りたくり偶然の縁からアトリエの(美術の教本)を描いていた(松田先生)下の名前を忘れてしまい、ごめんなさいです。
 その先生が北海道に来た、色々巡り、絵を、 あの赤をつかった絵を見せた。
「赤に問題があるね」やはりと思いながらもかなりのダメージだった、私的には (笑) 懇親の作品だったのですよね。
 「絵を送りなさい、東京で個展をしょう」と言われたが、そのあと沢山の事情に呑み込まれ霞となってしまった。
 私は夕方が嫌いである、よって夕日なども出来れば見なくとも良い方であるが、この地域では夕日が世界三大夕日に名を連ねているらしい皮肉なものだ。
 人の心は色で少し変わるらしい、青系は落ち着き勉強には適している。
 赤は爆発、闘争心、何かを頑張る時は赤、緑系は安らぎ、太陽の恵みで私たちは色を識別して暮らしている、よーく考える色の不思議、私はそれを白い紙面に写している。
 絵は明かりを消すと存在していない、つくづく寂しい思いに駆られてしまう。
 

 歯ブラシ、小物、メモ帖、羊毛フエルトのハートもピンクを使って るんるん 私は少し若くなったかしら ? 。

「ピンクで若くなるなら誰も苦労せんわ」
「いいじゃない 硬い事はなしよ」

 
 
 

 

 

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