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静かに月見草


 今年一番に大きな月なのに、満月🌕に向かってお財布振れば、金運アップなのに、お昼から4時間位晴れたのに、気付けば厚い雲に覆われてしまった。
 微かに満月、もしかして雲の薄い所があり見れるかも、な~んて目論見、夜21時の散歩をしたのは、昨日の夜。
 な〜んにも見えなかった。
 町の灯りが雲迄到達、濁ったオレンジ色の雲が広がる。
 夜のブランコ、金具が街灯にステンレス色に光っている。
 一人ブランコ少し後ろ前に移動、いつの間にか左腕が痒い。
 😨満月見たさに虫除けスプレー、すっかり忘れ痒くて仕方ない。
 我慢、我慢、夜のブランコ満喫したかった心は頓挫、帰り道に咲く月見草、満月見たさに花びら大きく広げている。
 これ程しっかり広げている月見草を久しぶりに見つめてしまった。
 月見草は柔らかい香りがする。
 香りが無い時もある、それは土壌なのか、時間帯なのかはわからないが、この写メの月見草は優しい香りがした。
 ほのかに妖精の香り、気まぐれ妖精はつむじ曲がり、詩って楽しいわと香りを振り撒く。
 夜の公園、ブランコが遠くで鉛色に光り、遠くに川の音、美しくさえづる鳥は妖精コーラスのリズムを奏で、夜の静寂に私も溶け混んでいるわと思い込む。
 
 痒い痒い、大きく白く腫れ上がる3箇所、石鹸でしっかり洗い虫刺され薬塗りたくるも、痒さがムズムズ身体全体に行き渡って行く。
 今度は絶対に虫除けスプレー忘れないわ、と自分に誓う満月の夜。


 

#私の作品紹

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