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生きる・食べる


 ライトに照らされて銀色ねずみ、右から左へ道を横切り草むらへ逃げ込むのだろうと見ていた。
 👀戻って来た、エッ 左から右へ、どうした ? 又又行ったり来たり、プクリと柔らかそうな身体付き、しなやかに行ったり来たり、野ねずみの寿命は長くて2年程位なのだろうか ? 。 
 車のライトで目がクラクラしたのかしら。
 ータイヤで挽いてしまうよ〜ー
 (・・? 何故茂みに行かないのだろうか、でも面白いし可愛いゴニョゴニョした〜い心押さえ付けて、このままずーっと見ていたい。
 あらまぁ〜道の真ん中で手を胸の位置、両足踏ん張り(笑)こちらを向いて立った。
 カワ(・∀・)イイ!! 車のライトで銀色ねずみ、ゆっくり近づいて行くと、ようやく茂みの中へ消えて行った。
 暫く走ると又ネズミ、こちらはタタタターと素早く道を横切り消えて行った。
 秋の風物詩・・・ネズミが走る。
 狩りに成功した猫がネズミを放り上げて遊んでいる。
 明るくなり、フッと見上げて😱何かが見えたら怖い、恐ろしい、なんて思いながら見上げた曇り空を、鷹かトンビかは分からないけれど、クルクル旋回している。
 獲物を見つけたのだろう、自然界は弱肉強食、難を逃れて無事に寿命を全うする確率はゼロに近いのかも知れない。
 小学生の頃、フッと見上げた空にアルミホイルが浮かんでいた、授業中だったが全校生徒がグラウンドに出て眺めた事がある。
 四角い銀色が動かなかった、先生がカメラを持ちに走って行った事は記憶しているが、その後は全く記憶が無い。
 あれは・・(笑)未確認飛行物体なる物だったのだろうか ❣ どちらにしても意味不明な物は気持ちがスッキリしない。
 自然界で狩りがとても苦手な動物に出会う、キタキツネはガリガリに痩せ細り、尻尾の毛が無くなり皮膚病らしい、まだらに毛がなくなっている。
 狩りの仕方を教わる事が出来なかったのだろう。
 親が交通事故で道路に横たわっている、子供はなんとか生き延びた、それがやせ細ったキタキツネなのだろうと憶測している。
 先日、街と言われる場所に車を走らせていた。
 街外れでカラスがタンポポの綿毛をついばんでいる、やせ細った身体は艶がなくボソボソ、目の回りは地肌が出ている、カラスにも縄張りがあり此処でしか生きて行けないのだろうかと、沁み沁み見つめてしまった。
 自然界で生きて行くと云う事はとても大変、やっぱり臆病で賢い者が生き残って行くのだろうな〜
 これから厳しい冬がやって来る、空を見上げる、私は車を走らせて時間を進む。
 
 

#エッセイ

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